検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:8,939 hit

14 ページ14

落ち着いてきた時、伊野ちゃんが口を開いた。






「A、俺のとこ戻ってきなよ」




「へ...?」







言っている意味が分からず、間抜けな声が出る。






「大ちゃんなんかやめて、俺にしなって言ってるの」





「でもっ...伊野ちゃんには好きな人がっ」





「へぇ〜...俺に好きな人がいなかったらOKなんだ」




「そ、そういうわけじゃ!」







私が慌てて否定すると、伊野ちゃんは楽しそうに笑った。







「冗談」







なんだ。また伊野ちゃんお得意の冗談か。









そう思ったのに。









「なんて、今日は言わないよ」









伊野ちゃんはそう言うと急に立ち上がって、私の顎をくいと上げて...。









私の唇に柔らかいものが触れた。

15→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:志乃 | 作成日時:2021年8月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。