神様は綺麗な花を摘む。2 (ページ50)

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結婚式場について早速昨日の続き。

と言っても、本番もあるから本当にさらっとだけで、後は休憩に回された。

そのリハーサル中、慧が中島くんと何か話していて。

伊「頼んでもいい...？」

中「俺は全然いいけど...伊野ちゃん、無理しないでよ？」

伊「無理はしない...約束する...っ」

なんだろう、と思ったけれど、少し離れたところにいたから肝心なところは聞こえなかった。

「大丈夫？疲れたね」

リハーサルが終わって、控え室に案内された。

伊「大丈夫...楽しみだから...アドレナリンすげえよ...っ」

慧はそう言って、にっと笑った。

無理しないでね、と慧の膝掛けを掛け直す。

「そういえば、さっき中島くんと何話してたの？」

伊「へ...？あぁ...大したことじゃないよ...っ」

教えてよ、と言おうとした時。

スタッフ「新郎新婦様、お時間です」

スタッフさんが私たちを呼びに来た。

どうやらかなり時間が経っていたようで、みんなももう揃ってるって。

「行こうか」

伊「うん...っ」

慧がふわりと笑って、私は車椅子を押し、会場に向かった。