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キスに満足したら、今度はハグタイム。





伊「あったかあい...」





とろとろの声で慧が呟く。




そして、私の肩に顔を埋めた。






「寝ないでよ〜」




伊「ん〜...寝ないよぉ...」






どんどんとろけていく声を聞いて、慧が本当に寝てしまう前に私は体を離した。




慧が下唇をつきだしてあからさまに拗ねる。






「ご飯食べよう?出る時間になっちゃう」





伊「ん、そうだね...っ」







慧をテーブルにつかせてから、最後の仕上げに取り掛かる。







「...よし、できた」




伊「わ...おいしそ...」





できあがった朝ご飯をテーブルに並べると、慧は大袈裟にリアクションをとった。




ただ、本人にとっては大袈裟じゃないらしい。






伊「病院で食べるやつより...断然おいしそうだよ...っ」




「それはないでしょ笑...はい、あー」





伊「あ...む...ん、うま...っまじでうまい...」








ほんと、大袈裟。





でも、何でもおいしいって食べてくれるところが大好きなんだよなあ。

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作者名:志乃 | 作成日時:2021年4月27日 10時

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