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私はできあがった朝ご飯をテーブルに並べた。
「食べよっか！」
伊「うん」
慧も微笑む。
いいんだよ。慧のペースでいい。
全部決めるのは慧だから。慧の人生だから。
今はそうやって、私が作った朝ご飯を幸せそうに食べてくれたらそれでいい。
「変なこと言ってごめんね」
伊「ほぇ？...あぁ、ううん。俺もちゃんと考える」
そう答えてくれる君は、私よりも何歩も、何十歩も大人だ。
白米を頬張って「うめえー！」と笑う姿は子供っぽいけれど。
伊「やっぱAの飯がいいなあ...病院食作る仕事してよ！」
「ええー...考えとく」
伊「んふふ、考えて考えてっ」
冗談で言ったのに真に受けてるし...。
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作者名：志乃 | 作成日時：2021年4月27日 10時
