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夜になって、診察に来たお医者さんも帰って、布団に潜り込んだ。





寝てしまったら、慧が私の家にいられるのもあと一日になってしまう...。







寝たくないな...。








伊「Aさん...」





眠れないでいると、私を抱き枕のようにしながら慧が小声で言った。






「はい何でしょう慧さん...」





私も小声になって答える。









伊「えっちがしたいです...」






「...え」







伊「だめでしょうか...」






なぜかずっと敬語の慧。





緊張してるのかな...かわいい。なんて。









「大丈夫...?発作...」





伊「激しくしなければ大丈夫だと思う。人生最後のえっち、させてください」







「...じゃあ、優しくって、約束してね?」







私が言った途端、慧は私の上に馬乗りになった。









病気になってからずっとできてなかったもんね。





今日はとことん甘えさせてあげる日だ。







途中苦しくなって休憩したり、最終的に私が上になったけれど、私は慧に抱かれてとろとろになって、慧も私の中で果てた。









伊「赤ちゃん...っできたらいいな...っ」





少し息切れしながら、慧が言った。







「もしできたら...慧みたいな子になりますように」









最後には2人とも力尽きて、抱き合いながらいつの間にか寝ていた。

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作者名:志乃 | 作成日時:2021年4月27日 10時

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