ふたり。新生活8【in×ym】

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気づくと、俺は白い部屋のベッドに寝かされていた。









...もしかして、全部夢？




だとしたら、俺、なんでこんな所に...。








『大ちゃん、』







この声...。









「ゆ...と...？」





『うん、裕翔だよ』







裕翔は俺の頭を撫でながら、お疲れ様、と呟いた。





お疲れ様...？何が...？









「俺...変な夢見ちゃったんだよね...赤ちゃん産む夢...妙にリアルでさあ...」





すると、裕翔が目を見開く。




『大ちゃん...それ...』








嫌だ、聞きたくない。








「夢だろ...？夢って言えよ...！」





裕翔が視線を斜め下に向ける。




その視線を追いかけると、見たくないものが目に入ってきた。







「誰...っ誰の子...！？やめろ！気持ち悪い！」









俺の子じゃない...！絶対違う...！





俺は裕翔と2人で...！！







『大ちゃん落ち着いて...！』




「嫌！嫌だ...！！」








ベッドから逃げようとすると、裕翔に無理やり戻されて、その直後人が沢山入ってきて...。





必死に物を投げたりして抵抗したけど、注射を打たれると、体に力が入らなくなった。








ふわふわと浮いているような感覚になって、俺はそのまま意識を飛ばした。

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