in ページ2
涼介の話は全部衝撃的なものだった。
相当深い傷を負っていただろうに、俺はなんで気づけなかったんだろう...。
「辛かったね、気づかなくて本当にごめん...」
『ううん...俺が全部悪いんだよ、子育てもちゃんとできないし、慧以外の男の人にそんなことさせて...』
涼介が言い切る前に、俺は首を横に振って抱きしめる力を強くした。
「涼介は何も悪くない。涼介は頑張ってるよ。な?春樹」
『う...グスッり...っ』
『春くん...』
春樹が俺の後ろに隠れた。
怒鳴られたのが怖かったのかな。
「春樹、涼怖くないよ。おいでほら」
『ごめんね春くん、おいで...』
涼介が手を広げると、春樹はとことこと歩いて行って胸の中に収まった。
最初は怖がっていた春樹も、やっぱり涼介が大好きみたいだ。
「この事はちゃんとマネージャーに言っておく。事務所が対処してくれると思うから安心して」
『ほんとに大丈夫かな...っ』
「大丈夫。涼介はもう嫌なこと考えなくていいんだよ。
俺が守るから」
力を込めて言うと、涼介は目をごしごしと擦って頷いた。
「うん...っ」
後日、犯人の二人は出版社をクビになった。
春樹の個人情報も警察がきちんと回収してくれたらしい。
どこから漏れたか分からないけど、セキュリティ強化しなきゃな...。
393人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
志乃(プロフ) - 風鈴さん» ありがとうございます!嬉しいです泣 (2021年5月13日 21時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - お話大好きです!いつも楽しく読ませてもらってます! (2021年5月13日 21時) (レス) id: b6f03e15c5 (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - (名前)はるひさん» ご期待に添えるかどうか分かりませんができるだけ書かせていただきますね! (2021年5月13日 16時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)はるひ(プロフ) - ymがつわりがひどいけど春樹くんのお世話があって大変、、、みたいなお話が読みたいです。 (2021年5月11日 1時) (レス) id: 6ee9d7971e (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - ホワイトタイガーさん» ありがとうございます!書きます! (2021年4月20日 16時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:志乃 | 作成日時:2021年3月21日 11時