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Day 7 ページ1

体のムズムズで目が覚めた。





もしかして、おれ...っ。




慌てて頭を触る。ぴょこんと耳が触れた。







「あ...あ...っ」




耳、しっぽ、ひげ。



どんどん猫に変わっていく自分の体。




結局山田くんに好きになってもらえないまま、むしろ嫌われて、おれはまた孤独で生きていくんだ。






山田くん、大好きだったよ。



山田くん...山田くん...っ。






「やま...にゃ...っ」




もう言葉も話せなくなっちゃった。







おれは...もう...っ。








?「慧くん!...っ!」





この声...っ。






「んにゃあ...っ」



もう人間の言葉は話せないけれど。




山田くん...。






きっと今のおれは最高にみっともないよね。




半分猫、半分人間で、顔は涙でぐっちゃぐちゃ。


おまけに全身雨でびっしょり濡れている。






また嫌われちゃうなあ。

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作者名:志乃 | 作成日時:2021年3月6日 0時

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