君がいるからきっと 〜2〜 【 JUMP × JUMP 】

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yt Side


仕事がオフのお昼すぎ。




ふいに、自分のスマホが振動して誰かからの着信を
知らせる。




どうせマネージャーさんだろ、と思っていたが、
大外れ。




【 圭人 】



画面にはそう書いてあった。




あれ、やまは?

とか思ったけど、そんな答えを見つけ出さずに
電話に出てしまう









なぜなら俺は圭人が好きだから。



「もしもし圭人?..どーした?!」





スマホ越しに聞こえる声はいかにも、

『 大号泣しましたよ 』

って感じの圭人の声。





「今から圭人んち行くから動かないでね!」



圭人にそれだけ言い残し、自分の家を飛び出した。
　









ちなみに圭人には好きだよと伝えた。



やまがいるってわかってても、好きだったから。




好きだよって言ったら、


『 、こんな俺を好きになってくれてありがとう 』



そう、笑って答えていた。






『 俺にはやっぱり山ちゃんだな〜 』


って照れながら、言ってた。




振られて俺が泣いてたとき、


『 裕翔、好きだよ。山ちゃんには負けるけど。 』



って顔をりんごみたいに赤く染めて小さい声で
言ってた、






優しすぎか。




だから今、圭人に恩返しをするんだ。

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