小狐丸の妹刀は… ２

今度こそは… ページ6

「皆さん。最近は遠征が多く、退屈だと思います。ので、これより出陣して貰います。出陣場所は大阪城地下。きっとこれから連隊戦があった際戦力差がありすぎるのは困るので順番に回します。」

久々の出陣にざわざわと広間が騒がしくなる。

「主よ、編成はどのように？」

「はい、いまからお伝えします。第一部隊は三日月を筆頭に三条で。第二部隊極になった平野君を筆頭にレベリングの為に乱、五虎退、厚を必ず、いち兄、鯰尾でお願いします。第三部隊は、来派と堀川派の六振り編成。第四部隊は日本号を筆頭にし次郎太刀さん、不動くんと左文字派でお願いします。 残りの方は入れ替え用にいつでも準備万端にしておいて下さると嬉しいです。」

「前回の連隊戦は戦力差があり、なかなか進めませんでしたからね」

「ええ、皆さんのご武運をお祈りします。それと…大阪城突破へ向け戦術は1階から15階層は第二部隊。16階から25階層が第四部隊、26階から40階層が第三部隊、それ以降は第一部隊で出陣お願いします。陣形は機動重視で、高速槍も居ますので用心してください疲労したら遠慮せずに言ってくださいね。」

大阪城は松明の灯りがあるけども暗い環境下だったはずだと思い兄上の着物の袖を掴めば

「ん？狐々どうしたのじゃ？」

「あの…大阪城って暗い環境下ではありませんでしたか…？」

「ふむ、その事か…否、心配には及ばん。松明の灯りがあれば見えるであろうに、いざとなれば守ってやろうな」

兄上は優しく微笑み私の頭を撫で

「兄上、頑張りましょう…！」

と意気込めば、満足そうに微笑みを浮かべてガシガシと頭を撫でてくる

「流石、我らが三条の刀。女子(おなご)の身体を持ってしても志は大きいのう…」

「男士には負けとうございません、出来る限りを尽くします。」

「はっはっは、姉上は意気込んでいるな。そんなに出陣が楽しみなのか」

「わーい！ていさつなら、ぼくにまかせてくださいね！」

「1度に敵を葬り去ってやろう！」

三日月や兄様達は意気揚々と戦支度を始めだした

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