77話 ページ31
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貴「………ただいま」
葉「A！大丈夫だった？」
実「厳重に包帯巻いてあるけど、酷かったの？」
練習も終わり、部室で着替えて帰る準備をする部員たち。
保健室から帰ってきたAの手首には、ぐるぐると包帯が巻かれていた。
貴「捻挫だけど大事とって安静にしてなさいって…これじゃあ
根「赤司に出るなって言われてなかったか？」
黛「そうだろ、元から出られねぇじゃん」
貴「もしかしたらってあるじゃん！」
その言葉に、顔を見合わせた４人。
「「「もしかしたらなんてないでしょ」」」
貴「酷い！希望ぐらい持たせてよ！」
しくしくと泣き真似をするA。
白金への用が済み戻ってきた赤司は、その光景を見て怪訝そうに眉を寄せた。
赤「何をしている。早く着替えろ」
貴「征ちゃん…俺、手首痛くて着替えられないっ」
赤「そうか、頑張れ」
貴「……………冷たい」
「着替えられるだろう、早くしないか」と冷たくあしらう赤司。
それにまたショックを受けたように、Aは泣く泣く着替えるのだった。
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洛山高校バスケ部のベンチ入りメンバーと監督、マネージャーは、開催地である神奈川に訪れていた。
大会会場にほど近いホテルにチェックイン。
明日はホテルの近くの体育館を予約済み、１日を通して最終調整を兼ねた練習予定だ。
他の部員たちは応援のため、試合当日にこちらに来ることになっている。
貴「ねーねー、征ちゃん。小腹すかない？」
赤「１階にコンビニがあっただろう？僕は部屋にいるから買ってくるといいよ」
２人で１つの部屋を利用することになっており、Aは勿論、赤司と同部屋である。
貴「ひとり寂しいもん、一緒に行こうよ」
赤「僕はお茶でいいよ」
貴「あれっ 話通じてる？」
結局、Aはひとりで財布を持ってコンビニに向かうことになった。
小さめのカゴを持ち、飴やチョコレートなどを放り込んでいく。
赤司に頼まれたお茶を持ちながら、棚に陳列されている乾燥わかめを眺めた。
貴「(お茶に乾燥わかめ投入してやろうかな、征ちゃんわかめ苦手だし、嫌がらせに。
……………でも確か部屋に
その凶器が自分に向けられるのが容易に想像できてしまい。
しばらく悩んだが恐怖心が勝ち、大人しく会計をして部屋に戻っていった。
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
