73話 ページ27
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【赤司side】
明らかに集中できていないA。
それを咎めると、僕のことを睨むように見て背を向けた。
赤「(焚き付けるために言ったと、気付いているだろうに)」
それでもAは、僕に牙を剥く。
普段は【
だからこそ、少しやり方を変えた。
『お前の代わりに出たい奴は山ほどいる』
お前の代わりに出ることのできる奴はいるのだと。
＿＿＿＿��お前の代わりはいる��のだと。
『俺の代わりに出れたとしても、俺の代わりになれる奴なんかひとりもいないよ』
そんなこと、僕が１番わかっているよ。
お前の代わりになれる奴なんてひとりもいない。
僕の隣にいてくれるのは、お前だけなのだから。
Aの能力は特殊だ。
どの分野でも優秀な成績を収められるだろう。
赤「(でも、それでは足りない)」
僕は、いつだって１番でなくてはならない。
優秀なだけじゃ秀才止まりだ。他にもいる。
それでは、足りないのだ。
僕が、僕でいるために。
そのためなら、なんだって利用してやろう。
A、お前の能力だって僕がうまく使ってやろう。
部員たちだって、うまく導いてやろう。
このチームを、
＿＿＿＿僕が１番上に立つことができれば、
お前はこれからも、僕の隣にいてくれるだろう？
貴「なぁに考え事してんの？」
赤「…！」
((ダムッ
僕の横を、Aがするりと駆け抜ける。
根武谷のカバーをものともせずシュートを沈める。
貴「集中できないならチームから外しちゃうよ」
明らかに��スイッチ��の入ったAは、
挑発的に口の端を吊り上げ、僕にそう言い放つ。
それは先程Aに掛けた言葉そのもので。
赤「………いい度胸だな、A」
ぴしり、まるで空気が凍ったかのように。
僕とAの間に冷たい空気が流れる。
赤「＿＿＿＿絶対は、僕だ」
貴「＿＿＿＿征十郎のプレイは１番��覚えてる��」
僕を見据える紺色の瞳。
何処か冷たさを孕んだソレを、
鋭く向けられたのはいつ以来だろうか。
＿＿＿＿ああ、きっと、
『消えないんだよ！どんなに忘れたくても！俺の頭は忘れてくれねぇんだよ…！！』
『征十郎に俺の気持ちなんてわかんない！！』
『誰も！わかんねぇよ！！！』
Aが全てを喪った、あの日以来だろう。
【赤司side end】
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
