72話 ページ26
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((ドンッ
根「…！？」
体への衝撃、それと共に響く笛の音。
根武谷の目の前には、両手を上げて倒れてるAの姿が。
根武谷のファウルを告げる樋口。
実渕がAに近づき、手を差し伸べる。
貴「いってぇ…ねぶやん勢いよすぎだよ」
実「ナイスファウルよ、Aちゃん。大丈夫？」
貴「大丈夫だよ。レオ姐もナイスカバー！俺の意思汲み取ってくれてありがとね」
赤司に抜かれた瞬間。
Aは即座に振り向き、実渕へアイコンタクト。
【キセキの世代】でも１.２を争う俊足を誇るA。
実渕が赤司をフリースローラインギリギリまで引きつけてからカバーに出て、シュートフェイクを入れさせたことによりできた時間。
それはAが走るのには十分すぎた。
貴「ふはは！俺がなにも考えずに抜かれると思ったか！」
赤「別の事を考えていたようだけどね」
貴「((ぎくっ」
根武谷のファウルにより、Aチームのスローインからゲームが再開する。
Aから葉山に入り、トップへと走ったAへと再びボールが戻る。
ドリブルを始めようとした＿＿＿＿刹那。
((ビッ！
赤司の指が、ボールを弾く。
貴「げっ…；」
葉「もー！なにやってんのA！」
葉山がいち早くディフェンスに戻るが、黛も走ったことにより２対１の状態。
赤司のパスから黛がジャンプシュートを決めた。
葉「ちゃんとしてよ、A！負けちゃうよ！」
実「まだ集中できてないのかしら？」
貴「うう〜仕方ないじゃん！俺、ＰＧ専門じゃなんだもん！普段は征ちゃんと同じチームだからやる必要なかったし！」
黛「無理矢理同じチームになってたの間違えだろ」
根「いつも赤司から離れねぇもんな」
赤司はタイマーを止めさせAに近づいた。
その赤と橙の瞳が、Aを射抜く。
赤「A。集中できないならチームから外すぞ」
貴「征ちゃん怒っちゃった？ごめんって！次からちゃんとやるからさ？」
赤「お前の代わりに出たい奴は山ほどいる」
貴「………どういう意味」
赤「そのままの意味だ」
貴「確かに集中しきれなかったのは俺が悪かったよ、そこは反省する。ごめんね。………でもさ、」
Aは鋭く、赤司のことを睨むように見た。
貴「俺の代わりに出れたとしても、俺の代わりになれる奴なんかひとりもいないよ」
「俺、このまま出るから」と言って、Aはボールを手に取った。
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
