65話 ページ19
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【灰崎side 】
昼寝していると携帯からメッセージの着信を知らせる音がなる。
それを開くと、紺谷Aの文字が。
灰「………嫌な予感しかしねぇ」
このまま削除してやりたいが、それがバレた時が１番怖い。本気で怒ったら多分赤司より怖い。
そこに表示されたのは、「祥ちゃん泊めて！お願い！」という文字と………俺の写真。
灰「………コレお願いじゃなくて脅迫だろ」
こんなのいつ撮りやがったあの野郎。
迷われてそれを探すのも面倒くさいから、駅まで迎えに行くことにした。
着ているスウェットのまま、財布だけ待ち寮を出る。
貴「やっほー！」
灰「やっほーじゃねぇよ、突然来やがって…」
会うのは卒業ぶりか。
相変わらずコロコロと表情を変えるAを見て、呆れながらも笑う。
そういや、コイツはこういう奴だった。
俺がバスケ部を辞めてからも俺に関わることを辞めず、どんなに鬱陶しいって伝えても引っ付いてきやがった。
流石あの赤司のストーカー(笑)だと思ったわ。
貴「祥ちゃんって寮入ったの？」
灰「ああ、ひとり暮らししたかったんだけどよ。親元離れるなら寮に入れってババアが煩くてな」
貴「お母さんのことババアなんて言っちゃダメだよ？心配してくれてるんだからちゃんと感謝しなきゃね！」
そう言われて、Aは早くに両親を亡くしたことを思い出した。
普段おちゃらけてるコイツからは想像もできない過去。
詳細はよく知らねぇが、赤司にくっつきだしたのも同時期らしい。
何もかも失くしたコイツの傍に、赤司だけがいてくれたらしく。
＿＿＿＿いつしか
貴「祥ちゃん？どうかした？」
灰「………なんでもねぇよ。このまま飯でも食い行くか」
貴「ご馳走さまでーす！！」
灰「誰も奢るなんて言ってねぇだろ」
そういえばこの間、と赤司の話をするA。
口を開けば赤司の話しかしねぇところも変わらねぇ。
話しているうちに、その内容は【キセキの世代】へ。
………つっても、話してるのコイツだけだが。
貴「それでね、海常も寄ってきたから涼ちゃんにも会ったんだけど、相変わらずシャラシャラでね〜」
リョータの話が出て、思わずピクリと反応する。
Aはそれを見て、面白そうに笑った。
救われねぇな、テメェも………俺も。
＿＿＿＿いつまでも、過去にしがみついてやがる。
【灰崎side end】
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
