64話 ページ18
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【Aside】
ヘッドフォンから流れる音楽が止まり、目的の駅の到着１０分前に掛けておいたアラームが鳴る。
貴「んん〜、よく寝たあ…お、祥ちゃんから返信」
某アプリのトーク画面を開き、確認する。
どうやら駅まで迎えに来てくれているらしい。
あの強面と不良らしい見た目とは裏腹なその優しさに、変わらないなあなんて思いながら顔を綻ばせた。
貴「………なんだかんだ静岡初上陸じゃない？」
駅に到着し、キャリーケースをコロコロと鳴らしながら改札を出ると、
190cm近くある巨体の不良がいた←
貴「やっほー！」
灰「やっほーじゃねぇよ、突然来やがって…」
貴「ええっ だって会いたかったし？」
灰「………へぇ」
貴「はいっ 照れたあ！俺の勝ちぃ！」
灰「Σ久しぶりなのにムカつくなテメェ！」
そう言って顔を赤くしながら怒る。
基本的に反応とか大ちゃんそっくりなんだよねぇ。
まったく弄りがいがあるったら。
灰「ホラ、行くぞ。泊めてやる」
貴「やったあ、祥ちゃんったら優しい♡」
灰「るせぇ。さっさと写真消せよこの悪魔が」
悪魔だなんて人聞き悪いなあ、【キセキの世代】に一斉送信しちゃうぞ☆
なんて言ったら俺のキャリーケースを引いて歩き出したよ、冗談なのになあ。
灰「偵察か？」
貴「【キセキの世代】一周の旅してきた！」
灰「世界一周みてぇに言うんじゃねぇよ」
呆れたようにそう言いながらも、くつくつと笑う。
中学の頃とは違い髪の毛は黒く、コーンロウになっていた。ピアスもバチバチだよ。不良だよ。
髪の毛と名前一緒の灰色だったのに…これじゃ誰だかわかんなくても仕方ねぇや！←
貴「征ちゃんとなら世界一周でも喜んで行くのにな」
灰「着いてくんなって言われても絶対に行くだろ」
貴「ふっ 勿論だね！俺を誰だと思ってんの？征ちゃんの【
灰「異名使う場所間違ってんだよ。そんでもってオマエのはストーカーだ」
その言葉に唇を尖らせると、祥ちゃんはふっと笑みを零して、俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
灰「………変わらねぇのな、オマエ」
貴「大ちゃんとまったく同じこと言ってるね。
そりゃ祥ちゃんほどの髪型の変化はないね」
灰「ほんっとに変わらねぇな、このチビが」
貴「チビっていう方がチビなんだよ！」
灰「Σんなわけあるか！！」
滅びろ巨人、なんて思いながら歩みを進めた。
【Aside end】
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
