38話 ページ40
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【Aside】
平面でのドリブル勝負。
これでも俺は帝光時代から、スピードには自信があった。
まあ、どちらが早いかと言われれば僅差で大輝なのだが。
ドリブルをついているせいで僅かにスピードが落ちている今なら、軍配は俺に上がる。
………フェイクなどで引っ掛けようとしてるけど、バレバレだよ。
仮に反応が遅れても、それが一瞬なら追いつける。
青「……ちっ」
なかなか抜くことができずにイラつき始める大輝。
貴「………」
大輝は根っからの感覚派だ。
考えてプレイするよりも、本能に身を任せたプレイの方が光る。
幼い頃から大人に混じってやってきたバスケが染み付いているからだろう。
相手の出方への対応の仕方、バスケの良い動きを熟知しているからこそ、
無意識ながら瞬時に最善のプレイを導き出している。
それは今も同じだ。
青「…ふっ」
大輝は短く息を吐いたかと思うと、多少強引ではあるがゴールに向かって切り込む。
パワーで劣る俺を押し込みながら進む。
この程度の接触はファウルにはならない。
そのままペイントエリアへと侵入する。
貴「………甘いよ、大輝」
平面の勝負で粘れば、必ずパワーで押し込んで最後は高さで圧倒することは容易に想像できる。
事実、大輝はそのために俺をペイントエリアまで押し込んだ。
今にもボールを手に跳び上がろうとしている。
最初のオフェンスでもそう。
俺を抜き去り、最後はダンクで
無意識ながら最善を導き出すからこそ、
無意識に俺との
そして中学時代から変わらない癖…といっても、これは誰がやっても意識しなければやってしまうだろうけど。
ダンクなどの跳躍を必要とするプレイをするとき。
そのエネルギーを溜めるために姿勢が低くなり、
必然的にボールを下げてしまう。
思わず口元が緩む。
それを目の端に捉えたであろう大輝が、目を見開くのがわかった。
…言ったでしょ、スピードには自信があるって。
＿＿＿＿一瞬でもあれば充分なんだよ。
((バシッ！
跳び上がるためにボールを下げた、ほんの一瞬。
無防備に大輝の手に捕まえてあるソレを、俺は思い切りはたき落とした。
【Aside end】
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あやの(プロフ) - らいらさん» グダグダな文なのに文章力があると言ってくれて嬉しいです！試合となるとたくさん人数も出てくるので、わからなくなると困るなと台本書きにしてあります(^^;; 台本書きで書き続けてるのでこの作品はこのまま書き進める予定です！コメありがとうございます！頑張ります！ (2016年5月13日 7時) (
レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - 作者さんこれだけ文章力あるなら台本書きじゃなくても良いと思います……！名前なくても伝わるし、もったいない気が…。出しゃばってごめんなさい。この作品、大好きです！頑張ってください！ (2016年5月13日 0時) (レス) id: 9beecf50a9 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 飛鳥さん» 今回の夢主君みたいなキャラは初めて書くのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^)亀更新ですが更新頑張ります！ (2016年4月25日 19時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 夢主君凄く気に入りました♪今後の内容も気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年4月23日 13時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - まゆさん» スイッチが入ると頼りになるけど、普段はちょっと人をおちょくるのが好きな子供っぽいキャラを目指してます！ww (2016年2月20日 1時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2015年12月31日 21時
