36話 ページ38
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対峙するAと青峰。
練習が中断された体育館は静まり返っていた。
青峰、右に一歩ステップを踏む。
＿＿＿＿が、それはフェイク。
それを読んでいたAは、左に切り込んできたドリブルに反応、行く手を塞いだ。
青「……」
貴「……！」
青峰は動じずに、もうひとつ切り返してAを抜き去る。
後ろから追いつき止めようと試みるが、時すでに遅し。
抜き去られたことにより与えられた一瞬は、青峰にとっては十分すぎるほどで。
既にペイントエリアに侵入していた。
青「ふっ…！」
その勢いのまま思い切り跳躍、ボールをリングに叩きつける！
ガシャンという音と共にゴールが大きく揺れた。
リングを掴んだままぶらさがる青峰。
「拍子抜けだ」とでも言わんばかりの目でAを見る。
青「…こんなもんか？」
リングから手を離し、センターラインへと戻ろうとした。
＿＿＿＿刹那。
((ぞわっ
青「……っ！((ｿﾞｸｿﾞｸｯ」
青峰の背中を襲ったナニカに、思わず振り返る。
ボールを手に立っているA。
この異様な雰囲気は彼から発せられるものだ。
まるで逃がさんとばかりに、ねっとりと身体にまとわりつく視線。
ゆっくりと、Aの顔が上げられる。
その顔に張り付くのは…
狂ったような、酷く楽しそうな笑み。
貴「…んふっ……ふふふっ…」
見ていた部員たちの目も、なにか恐ろしいモノを見る目に変わった。
豹変したAに、誰もが恐怖を抱く。
楽しそうに細められた紅の瞳は、どこまでも冷たかった。
まるで獲物を見つけた、一匹の
センターラインに立って構えたAの前に、青峰も腰を落とす。
次のオフェンスはAだ。
口角が上がりながらも目は笑っていないAの顔に、青峰は楽しそうに笑った。
瞬間、なんのフェイクもせず、一気に
様子見でいくつかステップを踏むと思っていた青峰は、完全に虚を突かれた。
だが、流石は青峰。それに反応し、追いつくためにステップを踏もうと脚を広げる。
＿＿＿＿Aはゴールへと向けて、ボールを青峰の広げられた脚と脚の間にバウンドさせた。
青「……っ！？」
一瞬動きを止めた青峰の横を走り去り、そのまま宙に浮いてるボールを掻っ攫いゴールへ。
確実にレイアップを沈めた。
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あやの(プロフ) - らいらさん» グダグダな文なのに文章力があると言ってくれて嬉しいです！試合となるとたくさん人数も出てくるので、わからなくなると困るなと台本書きにしてあります(^^;; 台本書きで書き続けてるのでこの作品はこのまま書き進める予定です！コメありがとうございます！頑張ります！ (2016年5月13日 7時) (
レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - 作者さんこれだけ文章力あるなら台本書きじゃなくても良いと思います……！名前なくても伝わるし、もったいない気が…。出しゃばってごめんなさい。この作品、大好きです！頑張ってください！ (2016年5月13日 0時) (レス) id: 9beecf50a9 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 飛鳥さん» 今回の夢主君みたいなキャラは初めて書くのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^)亀更新ですが更新頑張ります！ (2016年4月25日 19時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 夢主君凄く気に入りました♪今後の内容も気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年4月23日 13時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - まゆさん» スイッチが入ると頼りになるけど、普段はちょっと人をおちょくるのが好きな子供っぽいキャラを目指してます！ww (2016年2月20日 1時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2015年12月31日 21時
