29話 ページ31
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【Aside】
((ﾋﾟﾋﾟ−−！
試合終了の笛が鳴る。
といっても、2Qぶんの20分…一試合の半分しかやっていないわけだが。
結果、勝利したのは俺たちBチームだ。
貴「(とりあえず勝利するっていうノルマはクリアだね)」
正直、予想以上だった。
笠松さんは勿論、他のメンバーも俺の持っている情報以上に優れたプレイヤーであり。
涼ちゃんも中学時代と比べると桁外れだ。
…それでも想像の範疇から外れたわけではないが。
汗を拭き、ドリンクを飲む。
保冷剤の入ったクーラーボックスに入れてもらっていたおかげで冷たいそれは、俺の喉を潤した。
黄「Aっち！1on1やろう！！」
貴「………俺、疲れたんだけど」
黄「やってくれるって言ったじゃないっスか！」
貴「試合中にやったからいいじゃん、もう！」
この暑い体育館で、全国区の主将とマッチアップ。
それだけでなく、場面によっては涼ちゃんと対決したわけで。
思っていた以上に体力を奪われた。身体が怠い。
黄「1本だけでいいっスから！」
貴「試合中だってやったでしょ？全部俺の勝ちじゃん。もう疲れたんだってば〜！」
黄「心配しなくても、俺はまだいけるっスよ！」
貴「俺の話聞いてた！？」
なんで話が噛み合わないのかな？
絶対に苦労してるよ、海常の人たち。
今も会話してる俺たちに向けられてる呆れたような視線に気付かないわけ？
それでも試合中は頼れるエースなんだろうけど。
……………エース、か。
一時期は憧れたけど。なりたいと願ったけど。
届かないと、知ってしまったから。
でも、俺はそれでいいんだ。
『だったら俺と一緒にいればいい』
『お前はおかしくなんかないよ』
俺は、征ちゃんのために。それだけでいい。
貴「今日はダメだよ。これから東京に行って桐皇の偵察と泊まる場所を確保しなきゃいけないからさ」
黄「でも…！」
貴「朝からずっと部活に出て、頭を使って疲れてる。涼ちゃん…この意味、わかるでしょ？」
黄「……そういうことなら…」
貴「次に俺がここに偵察に来るのはWC直前だよ。そのときに勝負してあげるから、ね？」
涼ちゃんは渋々納得してくれた。
貴「涼ちゃんもあまり無理しちゃダメだよ？新技のために、随分と脚を酷使してるみたいだけど」
ぎくり、肩を揺らした涼ちゃんに、ストレッチとマッサージ方法の書いてある紙の束を渡してやった。
【Aside end】
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あやの(プロフ) - らいらさん» グダグダな文なのに文章力があると言ってくれて嬉しいです！試合となるとたくさん人数も出てくるので、わからなくなると困るなと台本書きにしてあります(^^;; 台本書きで書き続けてるのでこの作品はこのまま書き進める予定です！コメありがとうございます！頑張ります！ (2016年5月13日 7時) (
レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - 作者さんこれだけ文章力あるなら台本書きじゃなくても良いと思います……！名前なくても伝わるし、もったいない気が…。出しゃばってごめんなさい。この作品、大好きです！頑張ってください！ (2016年5月13日 0時) (レス) id: 9beecf50a9 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 飛鳥さん» 今回の夢主君みたいなキャラは初めて書くのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^)亀更新ですが更新頑張ります！ (2016年4月25日 19時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 夢主君凄く気に入りました♪今後の内容も気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年4月23日 13時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - まゆさん» スイッチが入ると頼りになるけど、普段はちょっと人をおちょくるのが好きな子供っぽいキャラを目指してます！ww (2016年2月20日 1時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2015年12月31日 21時
