45 ぶれっくふぁすと ページ46
クルリ、クルクル
姿見の前で私は回る。鞄を持ってくるくる回る。
「何やってるのよ・・・」
「鏡を見てるの。」
私は髪飾りを直す。髪飾りは
白色の花の形をした飾りが和風で古風で可愛いらしい。
沙羅双樹の花言葉は
『愛らしい人』『愛らしさ』『はかない美しさ』
『哀愁』
哀愁は置いといて上の3つは私にぴったりだと思う。
だって私、其処らの調子乗ってる学生より大人で可愛いもん。
現実の私がくるりと回る。
鏡の中の私もくるりと回る。
雄英高校の制服を着て私は回っている。
おろしたてで、まだ皺のないシャツ
灰色のブレザーに灰色のスカート
特徴的な赤いリボン
通学鞄に指定はないらしく此方に来るときに持ってきていた黒猫背負鞄を使うことにした。
大きくて可愛いから。
紫色の髪、前髪を左右で結んでいる私。
お母さん譲りのシアン色の目、お父さん譲りの紫色の髪。
可愛くないわけがないのよ、だって私のお父さんとお母さんの娘だから。
靴下は膝上まである黒いニーハイソックスにした。
化粧はせず、色つきリップですませる。
「あ、あと私ご飯は作っておいたから。香山さん食べていーよ！」
「食材を買ったのは私なんだけれど・・・」
私が作ったのは
フレンチトーストとスクランブルエッグにハムを混ぜたもの。
そしてフレンチトーストにはホイップクリームとアイスクリームを付けている。
「洒落てるわ・・・！」
「アイス溶けるよ？」
香山さんはテーブルにつき食べ始める。
私はもう食べた。
「料理上手なのね。」
「あー、違う違う。」
私は照れ笑いしながら答える。
「最初は何を作っても暗黒物質しか出来なかったけど何十回か練習重ねたらできたの。
今でも揚げ物は焦がすし。」
いやー、初めて自炊したときは涙が出た。
暗黒物質が不味すぎて。
「でも美味しいわ。毎日に頼んでいいからしら？」
「平日だけね。」
自分の手料理を美味しそうに食べてくれる香山さん。
うーん、毒を盛ったらどうなるかな？
苦しみながら死ぬよね。
私を罵るのかな？
(嫌々、駄目じゃん。此方で人殺したらヨコハマに帰れなくなるし。)
でも此方で殺人鬼になってしまうのもいいかもと思ってしまった。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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