40 初仕事と下宿先 ページ41
「さ、着いたわよ！此処が私の家よ！」
ドドンッて感じで構えられるミッドナイトもとい痴女・・・違う、痴女もといミッドナイトさんだ。
あの後、私は約束通りミッドナイトさんに連れられてミッドナイト宅にGOした。
第一印象、相澤さん宅の1000倍はいいね。
「ふふっ・・・私は相澤くんとは違って女性らしい家に拘っているのよ？」
「へー、それはスゴーイ。」
「棒読みじゃない。」
表札は香山と書いてある。
「ミッドナイトさんの本名を私は知らないなー。」
「睡よ。香山睡。睡お姉様と呼んでもいいわよ？」
「香山さんお邪魔しまーす。」
そう言って私は香山睡さんから鍵を盗り玄関を開ける。
「なかなかのスリの腕ねぇ。」
「香山さんが無防備なだけでしょ？」
入ってまず見えたのはリビングだったので、私はそこに向かう。
カラフルでいて派手すぎず地味すぎない大人っぽい部屋だ。
中央にある木のテーブル上にはランチョンマットと花瓶、そしてプリントが置いてあった。
気になったので私はそれを手に取り捲る。
それは写真だった。
「・・・何これ、死体？」
頭部を一撃のショートカットの女性、下腹部を刺され出血多量で死んでいるおさげの少女、首を絞められてなくなっているショートボブ小学生女子。
「プロファイリングと言うか犯人の予想が聞きたいの。
神奈川県横浜市青葉区で起きている連続殺人事件よ。
女性しか今のところ狙われていないけれどね。」
「なんで連続犯？」
殺し方はバラバラ、見た感じ親戚ってわけでもなさそうな被害者たち。
「現場近くのマンホールの蓋がどれも少しズレていたの。
多分、個性使用犯罪。敵の仕業ね。
マンホールに指紋は残ってなかったわ。
きっとそういう個性なのね。」
個性、その一言で全てが片付いてしまう此の世界は楽でいいなと思った。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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