17 待遇と処分 ページ18
「・・・つまり君は、彼女が個性ではない何かを持っていると言いたいのかい？」
「はい。」
国立雄英高校校長室
其処で、顔に大きな傷の入ったネズミと相澤が話をしていた。
真ん中の机には2つのお茶が用意されてある。
「相澤君の個性が効かない状態で個性らしきものが発動された、か。
彼女が個性を2つ持っている可能性は？」
ネズミが問う。
彼の名は「根津」
根津である。根津校長である。
ネズミの根津校長である。
「それならミッドナイトと眠り香も無効化できていたと思います。」
「その通りだね。今、信頼できる筋に頼って彼女の身元を調べているよ。
所持品の通帳や携帯電話等は私が持ってる。」
根津校長は人間がネズミになったとかの幻想的な個性の持ち主ではない。
彼の個性は『ハイスペック』
動物が人間以上の知能を持った初めての例である。
「捜査に使わないのですか？」
「それがね・・・駄目だったのさ！」
ドヤ顔で根津校長に言われ、相澤は若干引く。
相澤はこう思っていた。
「試しにカードを使ってみたけれど使用不能、通帳も同じく。
携帯も圏外さ。携帯の中のデータはまだ見ていないけどね。」
若い女の子の携帯を許可なく見るのは心が痛むからさ！
と椅子を回しながら言う根津。
(嫌、捜査の一環ならいいだろ。まァ警察に連絡していないから無理か。)
「どちらも見たことも聞いたこともない会社と銀行だ。
彼女の足取りを追ってみたけれど駅近くの防犯カメラに路地裏から出てくるところしか映っていなかった。」
「つまり根津校長のお考えは？」
面倒だというように話を切り上げようとする相澤。
根津校長はまたもやドヤ顔で言った。
「君とおなじで此処ではない別の何処かから来た可能性が高いと思うよ！」
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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