【文豪ストレイドッグス】SOS 【 中原中也 】

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「ねぇ。中原さん。」

唐突に、其奴は話を切り替えた

「此処、何処ですか？」

・・・何処だろう。

嫌、俺だって結構前からヨコハマには住んでいる。

しかし、

言い訳じみているがしかし、だ。

半年いなかったし？

第一自分の住む町のすべてを知ってる奴がいるんだろうか。

なんなんだ其奴は、全知全能の神？

とでも言いたくなる。

ちなみに今は謎の繁華街にいる。しかも、まだ夜ではないため人がいない。

千と千尋の⚫隠しに出てくる奴かよ。

ご両親が豚化した奴かよ

「なんか喋っとったら変なとこについてもうたなぁ。どうするん？」

「何処の方言だよ。」

何処のなまりだよ。突然どうした？

「まあ、変なとこではないのですけど。」

変なとこではない？

「いや、変な所だろ。決まりまくってるだろ。」

千と千尋の⚫隠しに出てくるような謎の繁華街を変な所じゃないと？

「いやいや、私は好きですよ？人のいない所。愛おしくて仕方ないくらい。」

だって、私は人のいない所を散々見てきましたから。

「どういうことだ？」

「意味がわからないならそれでいいんです。私のようなものの事を中原さんは知らなくていいのです。」

”だって、関係ないんですから。”

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