06 生真面目眼鏡 ページ7
「ッ終わったー！！！！」
期末試験終了直後、教室に歓喜の声が起きる。はいたっちしたり、不安そうな顔だったり人によって反応は様々だ。
私は、というと。
「Aさん、どうでした？」
八百万が聞いてきたので、私は珍しく無視せずに言った。
「間違いなく赤点は取ってない。」
瞬間、ぱああっ！という効果音がつくのでは？と思うほどの綺麗な笑顔へと変わり無視すればよかったかな？という考えが頭に浮かぶ。
「お役にたててよかったです！」
そう満面の笑みで言われるものだから、言葉に詰まった。
実際苦手教科を中学の範囲から復習していたのだけれどより効率を良くしてくれたのは八百万、しかも勉強会も分かりやすかったとは思う。
本職の香山さんや相澤さんに比べれば拙いけれど。
「・・・ありがとう、ヤオヨロズサン。」
嫌々ながら棒読みで礼を述べれば、これまた嬉しそうに両手を握られ言われた。
「またしましょう！勉強会！」
あ、うん。とその剣幕に押されて頷くと八百万は満足げに相澤さんの元へ動いた。副委員長としての仕事かな？
関係ないし手伝うつもりもないけれど。
「おっつー！！！」
「お疲れ。」
勉強会組の響香ちゃんと三奈ちゃんも何故か私に話しかけてくる。手応えはどうだとか当たり障りのないことを適当に流して会話は終わった。
そして。
実技試験が、やって来る。
「ロボットじゃないのぉ！？」
三奈ちゃんの悲鳴が上がったのは本当にすぐだった。例年通りのロボット大戦ではなく、まさかのーーー教師陣との戦闘。
私たちの苦手分野やら色々を考えて組まされるようで、緑谷と爆豪くんがオールマイトさんと戦うという面白・・・失礼、可哀想な組み合わせになっていた。
「知っての通りうちのクラスは１名途中追加されたため一人余る。」
「そんな私が悪いみたいな言い方傷つく」
「平、茶化すな。」
然しなんだか嫌な予感がする。
発表されていないのは私一人、普通に考えて私と先生の一対一。それなら、最高なのだが。
「よって余りの平は八百万とペアでオールマイトと闘ってもらう。」
「はァ！？」
「えッ！？」
相澤さんの一言に私と八百万が同時に驚きの声をあげた。
「相澤せんせェ、私一人でいいです。一人でオールマイトさん倒せます！」
「ルールはルール、八百万は小休憩取るし平の時の結果は試験結果に含まれない。分かったか？」
聞く耳を持ってくれない相澤さんは本当に酷いと思った。
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アヤ(プロフ) - ペンギン太郎さん» ありがとうございます！平ちゃん可愛い、久々に言われました…！無理せずしっかり頑張ります！ (2018年12月27日 18時) (
レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン太郎 - すごい！この作品！とても好き！すんごく面白いです！！中也さんがかっこよくって平ちゃんが可愛くて…もう…もう！応援してます！無理しないで頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ヒバリさん» ありがとうございます！かっこいいと言っていただけると安心します…かっこよくかけてるか不安になるんですよねー。これからも更新頑張ります！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバリ - ちゅーやさんちょっとイケメンすぎやしません？アヤさんのちゅーやさんかっこいいです！これからも更新楽しみにしてまふ。 (2018年12月23日 14時) (レス) id: 60878f7a2d (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！完全な個人のプライベートで番外編やってすいません、これからも頑張ります！ (2018年11月6日 0時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
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