29 ワンパターン ページ30
｢まあ合理的虚偽ってヤツだ。｣
またかよと思わず言いたくなる相澤さんの本気を出させるための嘘とやらに(私はいなかったけれど入学後で最下位除籍とか言ってたらしい)溜息を吐く。
｢ゴーリテキキョギーー!!!!｣
歓喜するなようるせねなという一言を口の中に飲み込んで、私は指をつねった。
｢しかし!こうも虚偽を繰り返されると信頼性に揺らぎが生じます！｣
すると突如マジメガネが起立し物申す。
｢うわぁ…水指すね、飯田くん｣
「委員長が一番五月蝿いわァ、有り得ないんですけどー。」
珍しく脳内お花畑ちゃんと気持ちがあったなァと思いながら私も野次を飛ばした。
「うっ、それはすまない・・・五月蝿くして申し訳なかった。」
そこで反省されるとつまんないんだけどと私は少し残念に思う。落ち着いたのかマジメガネが着席、相澤さんは喋りだした。
「そうだな、省かえりみるよ。ただ、全部虚偽って訳じゃない。赤点は赤点だ。
赤点組お前達には別途に補習時間を設けている
ぶっちゃけ、学校で残るよりキツイからな。
それと平、考査の点数は上がってたが実技が滅茶苦茶だ。やり方としては高得点だが強化個性でもないのに飛び降りるだの火炎放射器だのちょっとは自分の身の安全を考えろ。｣
はァいと適当に返事すると睨まれ、両手を合わせて謝るポーズをしておいた。そしてこの後、簡単に合宿の説明をされて全員にしおりが行き届いたわけだ。
｢まぁ、何はともあれ全員で行けてよかったね。｣
｢1週間の強化合宿か｣
｢結構な大荷物になるねー｣
それぞれが好きなことを喋り始め教室がさらにうるさくなる。ぼーっと私が今日の夕食を考えていると
｢じゃあさ!明日休みだし、皆で買い物行こうよ！｣
透ちゃんの提案に目を見張った。明日、明日買い物に？
｢おおっ、何気にそういうの初じゃね！？｣
｢爆豪!お前も行くか?｣
｢行ってたまるか、かったりぃ｣
「轟くんも行かない?｣
｢休日は見舞いだ…｣
｢ノリわりぃ〜!!!!｣
嫌な予感がする、そう思って私は違いますようにと願いながら私は透ちゃんに近づき、聞く。
「楽しそうだねェ、何処行くの？」
行き先を聞いて、思わず頬が引きつった。
「Aちゃんも行く？」
「私用事あるんだよねェ、ごめん。」
早急にカラコン及び髪染めまたはウィッグが必要だと悟り、帰りにドラッグストアによることが確定する。ドッキリと並行で行える作業だけれどなるべく接触しないように最善をつくそうと心に誓った。
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アヤ(プロフ) - ペンギン太郎さん» ありがとうございます！平ちゃん可愛い、久々に言われました…！無理せずしっかり頑張ります！ (2018年12月27日 18時) (
レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン太郎 - すごい！この作品！とても好き！すんごく面白いです！！中也さんがかっこよくって平ちゃんが可愛くて…もう…もう！応援してます！無理しないで頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ヒバリさん» ありがとうございます！かっこいいと言っていただけると安心します…かっこよくかけてるか不安になるんですよねー。これからも更新頑張ります！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバリ - ちゅーやさんちょっとイケメンすぎやしません？アヤさんのちゅーやさんかっこいいです！これからも更新楽しみにしてまふ。 (2018年12月23日 14時) (レス) id: 60878f7a2d (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！完全な個人のプライベートで番外編やってすいません、これからも頑張ります！ (2018年11月6日 0時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
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