13 all fiction ページ14
そして私は、彼女の名前を呼ぶ。
「八百万ッ！！！」
ハッ、とオールマイトさんが驚いたのがよく分かった。
そう、オールマイトさんは騙された。八百万と私は協力しないと思っていた。緑谷と爆豪くんのように途中から協力することもなく、私は一人で逃げているように見えただろう。
私は最初から八百万と協力するつもりだったのに。
「はいっ！！！」
ビルの中の巨大会議室を私は最終目標に選んだ。前と後ろに出入り口があり、私は一番前のプロジェクター近くの壁にもたれかかり、オールマイトさんは中央付近。
そこを狙って、大砲が飛んだ。
「うおっ！？」
オールマイトさんすれすれを通った大砲は廊下から壁を貫通し遠くへと飛んでいく。新たにできた穴から現れた八百万は、小さな水鉄砲を持っている。
「ぶっ飛ばせ！！！」
私の声を合図に八百万は水鉄砲のレバーを押し、そこから炎が吹き出した。
「熱っ！！！」
オールマイトさんが熱さに耐えきれず背後へとさがる。
日用品で簡単に作れる火炎放射器。
水鉄砲にガソリンをつめて、銃口の先に針金ハンガーをテープで貼って、針金の先に火をつけたライターをテープで貼ってやると簡単にできる。
けれど此れが切り札じゃァない。
オールマイトさんは今八百万に気をとられているだからこそ。
私は袖から一つの手榴弾を取り出した。
一瞬だけ八百万と目が合う。彼女は頷いてもう一つの手榴弾を取り出す。
それらが爆音と硝煙を作り出した。
キイイインと響いてるであろう音響弾と煙を作り出す硝煙弾。私は息を殺してオールマイトさんがいるであろうところに近づく。
こんな煙、彼の腕力なら無くすことは簡単だろう。
何故晴れないのか、なんて。
彼の身体を私が進めたからに決まっている。
煙の中にオールマイトさんの姿を見つけ机の上を跳ねて背後から蹴り飛ばした。そしてオールマイトさんの身体へ向けて二つ目の切り札を取り出す。
イタリア製回転式拳銃「ライノ」。
銃身が短く、女性の掌に収まる程の大きさしかない特殊な拳銃で、発砲時の跳ね上がりが抑えられており、至近距離での暗殺に適している。
私がよく暗殺の指令の際に使う拳銃を八百万に作ってもらったのだ。
例え視界が悪くても、この距離ならはずさない。
４発ほど、大きな音が響いた。
ーーーーーーーーー
火炎放射器とライノはマジであります。特に火炎放射器は作らないでください。理由は次のお話で説明します。
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アヤ(プロフ) - ペンギン太郎さん» ありがとうございます！平ちゃん可愛い、久々に言われました…！無理せずしっかり頑張ります！ (2018年12月27日 18時) (
レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン太郎 - すごい！この作品！とても好き！すんごく面白いです！！中也さんがかっこよくって平ちゃんが可愛くて…もう…もう！応援してます！無理しないで頑張ってください！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ヒバリさん» ありがとうございます！かっこいいと言っていただけると安心します…かっこよくかけてるか不安になるんですよねー。これからも更新頑張ります！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバリ - ちゅーやさんちょっとイケメンすぎやしません？アヤさんのちゅーやさんかっこいいです！これからも更新楽しみにしてまふ。 (2018年12月23日 14時) (レス) id: 60878f7a2d (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！完全な個人のプライベートで番外編やってすいません、これからも頑張ります！ (2018年11月6日 0時) (レス) id: 16b8101627 (このIDを非表示/違反報告)
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