23 言葉を黒く塗りつぶしたら ページ24
トーナメントの組み合わせは、まァ良かったと思う。
私は一回戦、三奈ちゃんと戦う。そして八百万は烏みたいな奴と戦う。
二人共勝ったら二回戦で激突。
確か緑谷は心操くんとだったと思う。心操くんがどうなるのか気になるけれど、私はトーナメント開始直前から席を立ってスタジアムの中をうろついていた。
よくわからない通路を抜けて非常階段の踊り場に登る。
体をほぐしたらいつも通り、パンチやキック等を行う。
英語教師の実況はよく響いて、この場にも聞こえてくる。どうやら緑谷は勝ったらしい。
心操くんが負けたってことは個性の使用条件バレたのかな？と思った。
ともかく、私は私の試合に集中しないといけないんだろうけど
(正直、負ける気がしないんだよなァ・・・)
そんなことを思っていると、急に周りが寒くなった。少ししてどーんまーいと一体となったどんまいコールが聞こえる。
(・・・うわ、可哀想。)
しばらく体を動かしていると時間になったので地図を見ながら控室に移動した(2回迷った)
控室で、私は両手で頬を叩く。櫛で髪の毛を整えヘアピンの位置を直す。
「よッし！殺るぞォ！」
準備万端。殺る気満々。
英語教師のアナウンスにあわせて私はスタジアムの中へ姿を表す
緊張なんてしていない、失敗するつもりもない。
いつも通りにこなす、当たり前のように制圧する。
当たり前のように、殺る
「予選から抜群の運動神経で女子1位、然し中々変わった行動も目立つ注目の問題児！此方も１年A組ィ、平A！」
「イメージダウンな発言やめてほしいんですけど・・・」
このアナウンスは聞かなければよかったと思った。悪気があるんじゃないかと思う。
「やっほー、Aちゃん。やおももと仲直りしたの？」
「やっほー、三奈ちゃん。ぜんっぜんしてないよ！」
先に登場していた三奈ちゃんから八百万の話をふっかけられ、満面の笑みで返す。三奈ちゃんは「えー。」と気に入らなかったようだが気にしない。
「仲直りしたからまた遊びに行けると思ってたのに・・・」
「え、やだ。」
「ストレートゥ！？そこまで言われたら私も傷つくからね！」
わりといいリアクションの三奈ちゃんはほっといて、香山さんが審判として動く。
「さて、二人共準備はできたかしら？」
「はーい！Aちゃん、怪我させたらごめんね！」
「大丈夫だよ。だって私が勝つからさァ！」
さぁ、蹂躙と圧勝のお時間です。
叩き潰して踏みにじってあげよう。
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アヤ(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます！そろそろ職場体験編に入りますのでご期待ください！ (2018年3月12日 23時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - この作品大好きです！いつも楽しみにしています。頑張ってください！ (2018年3月12日 19時) (レス) id: 9b14fd56ac (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - dtabosuさん» ありがとうございます！頑張らせてもらいます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
dtabosu(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！頑張ってください(´▽｀*) (2018年3月3日 16時) (レス) id: c216431e1a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます！夢主の性格が気に入っていただけるのは本当にありがたいです。こんなブラックな夢主ですがこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
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