19 チアリーディング ページ20
「・・・美味しい。」
「それはよかったです！まだまだありますから是非召し上がってくださいね！」
強制連行の挙句、脱走も体力を使うので私はあきらめて控室へと行かされた。その結果、テーブルに広がるおせち料理で使われるような入れ物が5個ほど広げられている。
勧められるがままにサンドウィッチを手に取った私だけれど之がとても美味しい。最近は徹夜続きでレストランなんて全く行けなかったけど暗殺のとき、割と高級レストランに連れて行かれることもある。
其れと変わらない、というか其れより美味しい気もする。
「Aさんは何が好きですか？」
「それ聞く必要」
「あります！今まで知らなかったことを知りたいんです！」
(うわ、もう太宰さんより面倒くさい・・・)
引き気味の私をわかっているのかいないのかニコニコと微笑みながら此方を見つめ続ける八百万。
之は予想していなかった、というか普通の女子なら縁を切ってさようならだ。間違いない
其れなのに此奴は・・・
「・・・ふぅ。やっぱり馬鹿でしょ、頭可笑しいでしょ。」
「どうなんでしょうね。そこは私本人に聞かれても・・・といった感じですし。」
「うわ其処はキレればいいじゃん、気持ち悪ッ！」
ミネラルウォーターを一気飲みして、私は八百万を指さす
「そんな調子じゃァ世間に嫌われるんじゃない？いい子ぶってるうざい女だーって。」
「嫌いな人は、嫌ってくれてもいいと思います。でも、私はAさんのことを嫌いになれなかったので・・・だから、私はAさんのことをより知る、そしたらちゃんと嫌いになれたり、ちゃんと友達になれると思いますから。」
(・・・馬鹿だわ)
本人の前で言うのか其れ、と何度も突っ込みたくなっている気がする。だって可笑しいじゃないか。
「そんなに私って良いやつに見えた？」
「見えたじゃなくていい人なんですよ。皮肉を言ったりしてますけれど、根は良い人なんです。」
そこまで言われて私は、大きなため息をついた。
此奴には何を言っても通用しないと、そう思ってあきらめた。
「・・・勝手にして。友達とか嫌だから。」
少し眉を寄せる八百万をみて少しだけ晴れやかな気分になった私は満面の笑みを浮かべて言った。
「でも弁当のお礼として、トーナメントで当たったら怪我させない程度に倒してあげる。個性は使わずに。」
八百万は少し笑って言った
「うれしくないですし私が勝ちますからね！」
ああ、やっぱり
「嫌な女。」
20 フリルとレースとミニスカート→←18 放り投げてしまいましょう
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アヤ(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます！そろそろ職場体験編に入りますのでご期待ください！ (2018年3月12日 23時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - この作品大好きです！いつも楽しみにしています。頑張ってください！ (2018年3月12日 19時) (レス) id: 9b14fd56ac (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - dtabosuさん» ありがとうございます！頑張らせてもらいます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
dtabosu(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！頑張ってください(´▽｀*) (2018年3月3日 16時) (レス) id: c216431e1a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます！夢主の性格が気に入っていただけるのは本当にありがたいです。こんなブラックな夢主ですがこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
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