12 そんな目をしないで ページ13
「そろそろ時間だ！カウントダウンいくぜエブリヴァディ！！！10、9、8、7」
大きな声にハッとした。もうすぐ、騎馬戦が終わるらしい。
「物間が爆豪にポイント取られた。今は三位、逃げ切れば大丈夫だ。」
「あ、本当だ。」
ランキングは移り変わって私達は現在三位、緑谷出久が轟チームからハチマキを取れば順位も変わるかもしれない。
中央、氷壁の中に爆豪くんが突っ込んでいくのが見える。
轟くんと緑谷が奪い合っているところへ。
「6、5、4、3」
観客席へ目を向ける。
何処にもいない、何処にも。私を見てはくれていない。
「ねェ、心操くん。」
「何？」
「私が1000万取りたいって言ったらどうしてた？」
目立ちたい、という当初の目的を棚上げして確実性を取ってしまったこと。
どちらが正しかったんだろう。
「断ってたよ。個性使ってでもね。」
「じゃァ。此れが正しかったんだよね？」
「2、1、TIMEUP！早速上位四チーム見てみよか！
一位、轟チーム！ニ位、爆豪チーム！三位鉄てェあれェ！？オイ、心操チーム！？
いつの間に逆転してたんだよオイオイオイ！！」
英語教師の驚いた声が聞こえる。私は
之で良かったはず。
「ご苦労様。」
心操くんがニヤリと笑って、尾白くんとあの男の子がキョロキョロと周りを見渡して。
結局私は目立てなかったけれど、本戦に出場したから其れで良かったはず。
「・・・平。」
心操くんが私の目の前に来て、私の目を見て呟いた。
「こんな戦い方しかできなくてごめ」
「違う。」
私は其れを遮った
「君が、皆が本気でやってるって知ってるから心操くんのせいじゃなくてさァ、私の目的が違うだけだから。
其れに、これが一番正しかったよ？」
ニコリと私は微笑んで、変に気負わさないように言う。
「お疲れ様、リーダー。君のおかげ。」
後悔はしない、此れが最適でなくとも最善。
「4位、緑谷チーム！！！以上4組が最終種目へ・・・進出だァアアア！！！」
(・・・緑谷。)
主人公みたいな彼と、悪人の私は。真逆で相性が悪い。
「一時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ！じゃあな！オイイレイザーヘッド飯行こうぜ！」
「寝る。」
「ヒュー！」
昼休憩を取りに私はゲートから外へ出る。後ろを歩いている心操くんに私は一言
「本戦、もしあたったらよろしくねェ。」
「よろしく。」
誰と戦うことになるんだろう。誰と戦えば目立てるのだろう。
どうしたらあの人は私を見てくれるんだろう。
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アヤ(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます！そろそろ職場体験編に入りますのでご期待ください！ (2018年3月12日 23時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - この作品大好きです！いつも楽しみにしています。頑張ってください！ (2018年3月12日 19時) (レス) id: 9b14fd56ac (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - dtabosuさん» ありがとうございます！頑張らせてもらいます！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
dtabosu(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！頑張ってください(´▽｀*) (2018年3月3日 16時) (レス) id: c216431e1a (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます！夢主の性格が気に入っていただけるのは本当にありがたいです。こんなブラックな夢主ですがこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
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