西村くんと付き合いたい！２ (ページ8)

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◇ほんまの気持ち* ページ8

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西村side

嶋﨑「後夜祭、Aちゃんのこと誘わんでいいん？」

西村「え！？…なんでAちゃんが出てくるん？」

Aちゃんと別れてから俺たちはまた呼び込みをするために廊下を歩いていた。
斗亜が急にAちゃんの名前を出してくるからめっちゃ変な声出てんけど。

嶋﨑「も～水臭いなあ
斗亜が気づいてないとでも思ってるん？」

「何年一緒におると思ってんの？」と言う斗亜やけど、高校からの仲やからいうて1年ちょっとしか経ってないねん笑

そう言って誤魔化そうとしたけど、黙って見つめてくる斗亜にはもう誤魔化しは利かなそうで観念して「誘わんよ、笑」と答えた。

そしたら「え！？」って今度は落ちるんちゃうってくらい目を見開いて驚く斗亜。喜怒哀楽激しいなあ。笑

嶋﨑「なんで！なんで誘わんの！？」

西村「なんでって笑
風雅がAちゃんのこと好きなん斗亜も知ってるやろ」

嶋﨑「、そうやけど！やからって…」

なんで斗亜が俺よりも苦しそうな顔してるねん笑

西村「俺は全然大丈夫！今まで通り風雅のこと応援するし」

嶋﨑「でも…」

そう言っても納得がいってない斗亜の顔。
Aちゃんも大切やけど、同じくらい風雅のことも大切や。
俺にはどっちか選ぶことなんてできへんと思う。

「ほんまにそれでいいん？」

嶋﨑「うわびっくりした！」

西村「恭平くん！！」

いつの間にか人気のないところに来ていて、後ろにサングラスをつけた恭平くんが立っていた。

嶋﨑「もう驚かさないでくださいよ～笑」

高橋「ごめんごめん、ちょうど通りかかるの見えたから笑」

「2人もこっちおるで」と長尾くんたちがいる使われていない非常階段に案内してくれた。

ここってこんなに簡単に入れたんや。
恭平くんたちは、授業をサボるときによく使ってたらしい。

高橋「それで、ほんまに諦めるん？」