◇お祭り ページ41
＊
初日はさすがに疲れたけど、3日も経てばもうみんな仕事に慣れていた。
私がお客さんに絡まれたという一件があってから、風雅がみんなに言ってくれて私は中で簡単な雑用を担当することになってもうお客さんに絡まれる心配はなくなった。
おじ「今日は、もうお客さん来なさそうやからあがっていいで」
お祭りだからかお客さんが少なくて、今日のお祭り行くんやろ？とお昼を過ぎたところで、おじさんは私たちを早めに帰らせてくれた。
：
祖母(拓)「あれ、みんな今日は早いんやなあ」
西村「うん、今からお祭り行くねん」
早く帰ってきた私たちに驚いているおばあちゃんに、お祭りに行くことを説明すると
祖母(拓)「そういうことねえ
あ！それじゃあAちゃん、ちょっとこっちにおいで」
ひとりだけ別室に呼ばれた。
おばあちゃんについていくと、おばあちゃんは押し入れから大きな箱を取り出した。
ほらっとふたを開けると中には、紺地に赤と白の椿があしらわれた綺麗な浴衣が。
『うわ〜かわいい！』
祖母(拓)「拓哉のお母さんが、Aちゃんの歳くらいに着てたやつなんだけど、着ていくかい？」
『いいんですか？』
祖母(拓)「もちろん！押し入れにいるよりも着てもらった方が浴衣も喜ぶよ」
おばあちゃんの言葉に甘えて、浴衣を着付けてもらった。
手先が器用なおばあちゃんは、あっという間に私の髪も結いあげた。
祖母(拓)「これで完成！あら可愛い」
最後に紅い花の髪飾りをつけると私を鏡の前に移動させた。
薄紫の帯が浴衣ととても合っている。
『うわあ、、すごい
おばあちゃん、ありがとうございます！』
メイクを少し直してから、みんなが待っている玄関の方へ急ぐ。
『みんなお待たせ！』
當間「、、、めっちゃかわいい！」
大西「、、似合ってる」
岡崎「かわいいやん」
みんなが褒めてくれるものだから、照れくさい。
嶋��「斗亜のメンカラやん！」
大西「そんなん言ったら帯は俺やし」
西村「紺もぎり青やで！」
『、、、こたちゃん、琉巧、先に行っとこ』
西村「あっちょっと待って！」
嶋��「置いて行かんといて〜」
＊
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endores hinata(プロフ) - このお話好きです！！！リトかんみんなに好かれるなんて嬉しい世界線ですね！！！！！ (2022年6月8日 18時) (
レス) @page29 id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - みーこさん» わわ！コメントありがとうございます😭とっても嬉しいです。更新滞り気味ですが頑張ります！ (2022年6月5日 23時) (レス) id: 6efda6cf4e (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - めっちゃ面白いです🥰 続き楽しみにしていますっ！ (2022年4月7日 21時) (レス) @page23 id: 6ddb53715e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2022年3月3日 21時
