◇海の家 ページ40
＊
海の家はお昼から営業開始だけど、それまでに下準備が必要で私たちは朝早くから海に向かった。
海はおばあちゃんの家から15分歩いたところにある。
緩く潮風が吹いていて気持ちいい。
朝だけど、もう人がちらほら泳いでいた。
おじ「みんな朝早くからありがとうね
調理は俺たちが担当するから、注文と料理運ぶのだけお願いね」
ということで私たちは接客担当になったのだけど、さすが学校のアイドル。
お昼時になり営業開始した時から、5人の周りにはきれいなお姉さんたちが集まっていた。
西村「注文どうしますか〜？」
「お兄さんの連絡先が欲しい！」
大西「ちゃんと並んでくださいね〜」
「ねえねえお兄さん彼女いる？」
琉巧「席まで運ぶので待っててくださいね〜」
「は〜い♡」
嶋��・岡崎「「お待たせしました〜」」
「なにこの子たち超かわいいんですけど！！」
「ここ、イケメンしかいないじゃん！」
ここホストかなんかやったっけ？と錯覚しそうになるけど、5人のおかげでお店は大繁盛だ。
接客は5人に任せて、私はお客さんがいなくなった席の後片付けと、お客さんの案内に専念した。
「ねえねえお姉さん、どこが空いてるん？」
サーフボードを持ったお兄さんに声をかけられ、人数を聞くと5人と言われたので広めの席に案内した。
席を離れようとすると「連絡先交換しようよ」と掴まれた腕。『今携帯持ってないので』と腕を離してもらおうとするけど、腕を掴む力をさらに強くするお兄さん。
怖くて何もできないでいると、お兄さんのお友達が来た瞬間あっさり腕を離された。
：
休憩時間。
手が空いた人から順番に休憩することになっていて、先に休憩していると賄いを持って私の横に座る風雅。
大西「どうしたん腕」
『え？て痛っ！！ちょっと風雅！』
腕を動かされて走る激痛に、思わず風雅を睨むと「俺なんもしてへんし」と睨み返される。
大西「めっちゃ赤くなってるやん」
『ほんまや』
風雅に言われるまで気づかなかった。
さっきお兄さんに掴まれた腕が赤く腫れあがっていた。
大西「よっぽどの力じゃないとこんな腫れへんやろ
なにがあったん？」
怖くて黙っていようと思っていたけど、さっきの出来事を風雅に話した。
大西「言わんつもりやったん？
これからはそういうことがあったらすぐ相談すること」
最初は怒っていた風雅も、怖かったやろと優しく腕の手当てをしてくれた。
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endores hinata(プロフ) - このお話好きです！！！リトかんみんなに好かれるなんて嬉しい世界線ですね！！！！！ (2022年6月8日 18時) (
レス) @page29 id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - みーこさん» わわ！コメントありがとうございます😭とっても嬉しいです。更新滞り気味ですが頑張ります！ (2022年6月5日 23時) (レス) id: 6efda6cf4e (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - めっちゃ面白いです🥰 続き楽しみにしていますっ！ (2022年4月7日 21時) (レス) @page23 id: 6ddb53715e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2022年3月3日 21時
