◇訪問者 ページ23
＊
:
ピンポーン
ピンポーン
「あれ、開いてる
拓哉ー？入るでー？」
誰かの声で目が覚める。
いつの間にか私も寝てしまっていた。
ベッドのそばで座って寝てたから首が痛い。
今何時やろうと時計を見ると7時を指していた。
外もすっかり真っ暗だ。
ガチャ
『斗亜くん！』
西村くんの部屋のドアが開いたので
視線を移すと斗亜くんが立っていた。
嶋��「Aちゃんまだいたんや！」
『うん
うっかり寝ちゃってて』
西村「斗亜？」
嶋��「あ、拓哉起きた？」
斗亜くんと話していると西村くんも目を覚ました。
西村「なんで斗亜がおるん？」
嶋��「拓哉のこと心配で部活帰りに寄ってん
鍵開いてたから勝手に入っちゃった」
『そういえば鍵閉めるの忘れてたかも…
ごめん！！』
西村「いいよいいよ笑笑」
嶋��「そんなことより邪魔しちゃった？」
「『え？』」
ニヤニヤと笑う斗亜くんの視線は
西村くんと私の間。
『あ、』
手元を見ると西村くんと手を繋いだままだった。
西村「これは！違うねん！」
勢いよく手を離す私たち。
嶋��「違う〜？
斗亜まだ何も言ってないねんけどな〜笑」
さらにニヤニヤを増す斗亜くんの顔。
きっと今の私の顔は真っ赤だろう。
西村「ごめんなAちゃん」
『いやいや私の方こそごめん
気づいたら寝ちゃってて』
嶋��「2人とも顔真っ赤やで笑笑」
そう言われて西村くんの顔を見ると、
西村くんの顔も赤くなっていた。
『と、斗亜くんも来たし私はもう帰るね』
斗亜くんがいたらもう安心だろう。
西村「う、うん
お見送りする、」
『あ、大丈夫やから！
西村くんは寝てて！』
起き上がろうとする西村くんを急いで止める。
病人にお見送りなんてさせれるわけがない。
西村「ごめん
お見送りしたかったのに」
『いいよいいよ笑』
嶋��「もう暗いし斗亜が送っていこか？」
今度は斗亜くんが送ってくれようとしたけど
そんなに家は遠くないし西村くんを1人にはできない。
『ううん
斗亜くんは西村くんのそばにいてあげて』
ほんまに大丈夫？って心配そうな2人。
大丈夫やでって何とか2人を説得した。
西村「Aちゃん気をつけてな」
『うん
西村くんもお大事に』
西村くんとは部屋でお別れをして
斗亜くんが玄関でお見送りしてくれた。
『おじゃましましたー』
嶋��「気をつけて帰りや」
『はーい』
＊
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endores hinata(プロフ) - このお話好きです！！！リトかんみんなに好かれるなんて嬉しい世界線ですね！！！！！ (2022年6月8日 18時) (
レス) @page29 id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - みーこさん» わわ！コメントありがとうございます😭とっても嬉しいです。更新滞り気味ですが頑張ります！ (2022年6月5日 23時) (レス) id: 6efda6cf4e (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - めっちゃ面白いです🥰 続き楽しみにしていますっ！ (2022年4月7日 21時) (レス) @page23 id: 6ddb53715e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2022年3月3日 21時
