◇お見舞い ページ20
＊
「はぁぁぁ？？？？」
放課後に西村くんのお見舞いに行くことを伝えると盛大に嫌な顔をする風雅。
『そんな嫌な顔せんといてや！
私から行くって言ったんじゃないし、なんもせえへんって！』
2人の中では私が西村くんを襲うとでも思われているのか、私の信用はない。
大西「いや、そういう問題じゃなくて」
岡崎「今家に拓哉1人ってことやろ？」
『うん
やからお見舞い頼まれてん』
大西「いや、Aが行く必要ないって
俺らが行くわ」
『いや、2人とも部活やろ』
大会が近いって言ってたから休むのはよくないだろう。
大西「それでもさ」
拓哉1人の家とか危なすぎやろって私のことを信じてくれない2人。
岡崎「じゃあ傘返して拓哉の様子見たらすぐ帰るって約束するのは？」
『わかった約束する』
大西「絶対やで」
長居するつもりは元々なかったし、
風雅に睨まれながらも約束した。
『そんなに心配せんといて笑笑』
:
ここか。
斗亜くんに送ってもらった住所についた。
あとはインターホンを鳴らすだけなのになかなか指が動かない。
来るまでは全く緊張してなかったのに、
急に緊張してきた。
「あれ、Aちゃんなんで、ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ」
インターホンを押す前に
ガチャっと扉が開く音がして西村くんが出てきた。
『あ、西村くん
斗亜くんに言われてお見舞いに来てんけど出てきて大丈夫なん？』
西村「そうなんや、」
マスクをつけている顔は熱のせいか真っ赤で
少し息が荒くてしんどそうだ。
『どっか行こうとしてたん？』
西村「なんか冷たいもの食べたくて買いに行こうと、」
『うわっ大丈夫？』
話している途中に体勢が崩れて倒れ込む西村くん。
とっさに荷物をおいて全力で支える。
西村「、ごめんAちゃん」
『ううん気にせんといて
とりあえず横になろ？あがってもいい？、』
西村くんが頷いたことを確認して、西村くんを支えながらお邪魔しますと呟いて家の中にあがらせてもらう。
細く見えるけど何より男の子。
意外とがっしりしてて私より身長が高い西村くんを支えるのは結構大変だ。
そのままベッドまで連れていって横にならせる。
『熱は測った？』
西村「朝測った時は38度やったけど
それから測ってない…」
そう言うので近くにあった体温計を差し出す。
身体を支えてる時に感じた体温はもっと高く感じた。
あがってなかったらいいけど、、
＊
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endores hinata(プロフ) - このお話好きです！！！リトかんみんなに好かれるなんて嬉しい世界線ですね！！！！！ (2022年6月8日 18時) (
レス) @page29 id: f5304c49f2 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - みーこさん» わわ！コメントありがとうございます😭とっても嬉しいです。更新滞り気味ですが頑張ります！ (2022年6月5日 23時) (レス) id: 6efda6cf4e (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - めっちゃ面白いです🥰 続き楽しみにしていますっ！ (2022年4月7日 21時) (レス) @page23 id: 6ddb53715e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2022年3月3日 21時
