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神「よし、終わり。刺したところしばらく押さえててね」
「はーい」
やる前は結構やだ〜って言ってたけど意外とすんなり。
全然大丈夫じゃないすか紫耀さん(笑)
でも、ほんとに、敗血症っていつ何が起こるかわかんないからなー…。
「なんか、小児科の人になったね」
神「ん？」
「ううん、なんでもない。ごめん」
神「大丈夫、気にしないで」
「なんか気にしないでって言われると余計気にするんですけど」
ジンって意外とそういうとこ偶にあるよね、と言われた。
すいませんね！そういうとこあって！！(笑)
神「寝るの？」
「うん、眠いから、少し」
捲くっていた袖を直して、リクライニングを下げた。
神「そっか、じゃあ俺そこにいるから、なんかあったら言って」
「うん、ありがと」
紫耀はそう言うとすぐに、目を閉じてしまった。
・
・
・
神「ごめん、紫耀。俺が目離しちゃったから…」
「…う、ん。大丈夫…気にしないでっ…」
そう言いつつも、一回咳が続くと長くて、けっこう咳してる…。
…どうしよう、完全に俺の責任だ。
紫耀の様子ずっと見てなきゃいけなかったのに、小腹空いたとき用にコンビニ言ってくるなんて甘えたこと言ったからだ。
別に紫耀がこんなんになっちゃうなら飢え死にしようと我慢するのに…。
神「紫耀ほんとごめん。俺なにしたらいい？何でもするから」
「そんな大丈夫だって。水飲んだ時にちょっとむせたくらいで笑」
紫耀は笑ってるけど、全然大丈夫になんて見えないよ。
さっきまで全然咳してなかったのに、急にするようになって。
大丈夫かな…。
でも、心配と同時に1つの事が頭によぎった。
神「そういえば紫耀、タマ先生から聞いたよ」
「何を？」
神「その…紫耀の昔の…話。無理させてるんじゃないかって心配してた」
「あー、、あれね。そんな無理に隠しておくことでもないと思って」
神「あのことは話したの？」
「あのことって？」
神「中島先生にお世話になってること」
「＿＿＿＿＿」
その名前を出した瞬間、紫耀は一瞬こっちを見て息を吐いた。
「…話してないよ。それに言うつもりもない。
なにより、言う必要ないでしょ」
そう呟いた紫耀の声は微かに震えていた。
神「……うん」
＿＿＿＿＿
おもしろくなかったらごめんなさい。
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作者名：わんちゃん | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/ayanes0328
作成日時：2023年12月19日 18時
