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「すいません、結局こんなことになっちゃって…」
車椅子からベッドに移りながらそう呟く平野さん。
玉「いえいえ全然。気にしないでください」
カニューレを外して酸素マスクに手を取りながら顔を覗きこめば、顔色の悪さが目立つ。
大袈裟でもなんでもなく、“青白い”1色の顔色で見てるこっちが体調悪くなりそうなくらい。
“無理しすぎるとかそういう加減分かんないタイプなんですよね〜”と当の本人は冗談を混ぜて笑ってるけど、まさに今が無理しすぎてる状態なんですよ。
20代の美人看護師さんに点滴してもらってるせいかどことなく元気そうに見えるけど、数値はそうはいかない。
SPO2の値も良いどころか悪いくらいだし、呼吸も誰が見てもわかるくらいに荒い。
もし仮に今熱を出したとすれば、一気に酸素が足りなくなって普通の酸素吸入なんかじゃ済まなくなるだろう。
看「先生、もうお休みになられた方が良いのではないですか?」
空の点滴パックを点滴スタンドから外しながら例の美人看護師が耳元でそっと囁いた。
玉「でも、仕事だしね。休んでられないよ」
無理やり作った笑顔を添えてそう言うと少し困ったような顔をして手元を進めた。
実際そんなことを言ったけど、家に何週間も帰れていないのは事実。
大晦日も元旦も白衣を着て過ごしたから、実はそろそろ帰って休みたいってのも本音なんだけど…
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こんにちは、お久しぶりです。わんちゃんです。
まずは、更新するまでに10日ほど時間が開いてしまったこと、本当に申し訳ありません。
個人的な話にはなってしまうのですが、進路に関わる大事なテストが冬休み明けにあったのと、評定にも繋がる模試があったことで更新ができなかった間は勉強をしておりました。
事前に告知をすればよかったものを…、年末には1度休み期間として日付は出してはいたのですが、肝心のお休み期間中に出し忘れるという失態をしでかしてしまいました…。
今回の内容も、一体どれだけの方に届いているのでしょうか。
医療系の二次創作なんてきっとそこら辺にいくらでもあるでしょうに、この話を読んでいただけるなんて嬉しいことですね…ありがとうございます。
さて、前回同様長くなってしまいましたが、これからも更新は続けていきます。
実は3週間後くらいに学年末考査があるので、その間もお休みを頂くことになりそうです。
ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。
長文失礼いたしました。
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作者名:わんちゃん | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/ayanes0328
作成日時:2023年12月19日 18時