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手探りで物をつかみ、あれでもない、これでもないと模索する
元々目があまり良くない上に、こんなに真っ暗な状態では、到底分からず、黒い闇の中になにかぼやーっとしたものがあるだけにしか見えなかった。
「見つけ…あっ！！」
＿＿ｺﾞﾝｯ
スマホらしき物を掴んだ瞬間、体がベッドからずり落ちた。感覚がした。
「痛ったーい……」
たぶんというか確実に顔から落ちた気がする。だって頬に硬い地面みたいなものが当たっているから
思いっきり顔からダイブして、ベッドからほぼ体がずり落ちているこの光景
こんな状態、誰かに見られてしまっては恥ずかしい。
自分でもどうなっているのか分からない体勢を立て直して、スマホの電源を入れる。
数分ほどして、スマホからとてつもないくらい明るい光が漏れた。
そりゃそうか。明るさ最大にしてたし
まだ、夜中の２時か…。
あと２時間くらい経ってしまえばもう朝になるけど、まだまだ夜の暗い雰囲気が漂っている今
明日、一日中眠い状態で過ごすのはなんか嫌だし、もしかしたら退院のための検査するかも、って看護師さんに言われたし。
早く寝たい
そう思って、ベッドに寝直して、布団をちゃんとかけて目を閉じるも…
全然寝られない。すっごい目が冴えてる
目を閉じても良く分からない何かがぐるぐると頭の中を巡っていく。
寝られない。こうなったら、最終手段
＿＿＿ｶﾞﾗｶﾞﾗ
点滴スタンドを片手に部屋の扉を開けて、廊下に出た
病院の中巡りでもして、体を疲れさせて寝るしかない
また倒れたらどうしよう…。
手すりをつたって、トイレまでの道のりを歩く。
別にトイレに行きたい訳じゃないけど、とりあえず鏡を見たい
「はぁ…はぁ…」
だんだんと歩いているうちに息が荒くなってきた
トイレまでの道のりは数分歩いたところにある
お腹も空いて、体力も落ちたのか、その数分歩くだけが地味に体に来る
「はぁ…はぁ、はぁっ…」
歩いて歩いてやっとトイレに着き、すぐさま壁にもたれ掛かった
低血糖…かもしれない。視界が少し悪い気がする
目が痛くなるほど煌々と辺りを照らす光
髪はそこまで乱れてはいなかったけど、酸素なさすぎて体が…
万全の状態ではないことは分かった
なんのために来たんだか…
例えるならば、昨日外に出て、倒れかけた時の感覚に少し似ている
迷惑はかけたくない。
とりあえず、部屋戻ろう…
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わんちゃん(プロフ) - あさん» すみません〜！！テストやスランプの影響で長らく更新できずにいました…。非公開にはなっておらず、私がただ単に更新していないだけなのです…、すみません！！なんとか今日中に更新できるように頑張ります！！ (7月4日 8時) (
レス) id: bbbbccd127 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 主さんのお話の続きが見れなくて…非公開になっていませんか？ (7月3日 22時) (レス) id: 7ed2d8d9b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんちゃん | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/ayanes0328
作成日時：2023年6月10日 8時
