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手袋をはめて、チューブ内に水を通した後、酸素マスクを外させてもらって鼻腔からチューブを挿入。
「やだ…痛いっ…」
入れて早々、やっぱり痛いのか手でこれ以上入れるのを阻止しようとしてきた。
ごめんね…こっちのほうが嘔吐反射起こりにくいと思ってやってるけど抗原検査みたいな感じで痛いだろうし…、なるべく早めに終わらせます
鼻からチューブを突っ込んで、痰を取るという何とも痛々しい処置。当然抵抗はありつつも、頑張ってくれた。
神「痛いのにごめんね…、…よし、最後に口の中だけやらせて」
本題の(？)痰吸引の方は終わったので、寝てるときに苦しくならないようにだけ口腔内吸引だけ
多少嫌がりつつも、無事に終わった。
神「おっけぃ…！終わった！頑張ったね…」
そっとチューブを抜いて最初のときと同じように精製水を通す
神「よしよし…、これからはよく眠れるといいんだけど…。」
左目から静かに流れるきらきらした涙を拭う
午後にやった感じからすると嫌いになっただろうに、やってた間嫌がりもせず我慢してたから…相当辛かったんじゃないかな…
考えると心が痛くなる
今日に限らず入院してからずっと頑張ってるから良くなって欲しい。
神「今日はずっとえらかったよ。ゆっくり休んで。…また明日」
頭を撫でて、酸素マスクをつけて流量を調整し、部屋を出た。
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医局にて。
神「ずり落ちてる…(笑)」
帰ってきて早々、仮眠室のドアを開けた瞬間、足元に岸先生の姿が。
ベッドから落ちた？のか分からないけどなぜだか地面にいた
ベッドに岸先生を置いて、俺もやっと布団に入る
今日一日気を張り詰めてばっかだったし、ようやく一息つけた
布団の中でぐーっと伸びをして、頭の中で色々考える
ずっとどこか岸先生のことを怖い人だと思っていた。
あまり話したことなかったし、この世界に優しい人なんてそういなかったから。
子供には優しい、けど大人には厳しいみたいな人しかいないんじゃないかとすら思っていたくらい
実際そういう人は普通にいるけど(笑)
今度、時間があるときにでも勇気出してゆっくり話してみようかな。
連絡先…、紫耀が家で倒れて病院に運ばれたときに、“何かあったとき用”として、仕事用の他にプライベートの方も教えてもらっていたんだけど…
LI◯E聞いてみるか！！
そんなこんなで、明日することが一つ増えました(笑)
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わんちゃん(プロフ) - あさん» すみません〜！！テストやスランプの影響で長らく更新できずにいました…。非公開にはなっておらず、私がただ単に更新していないだけなのです…、すみません！！なんとか今日中に更新できるように頑張ります！！ (7月4日 8時) (
レス) id: bbbbccd127 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 主さんのお話の続きが見れなくて…非公開になっていませんか？ (7月3日 22時) (レス) id: 7ed2d8d9b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんちゃん | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/ayanes0328
作成日時：2023年6月10日 8時
