ポアロ/朝/晴天 ページ2
安室side
カランカラン
「いらっしゃいませ」
開店してからまだ一時間も経っていないのに。こんなに早くから来るのは恐らく…
「安室さん、僕オレンジジュース頂戴!」
「あ、じゃあ私はアイスティーで」
ポアロの直ぐ傍の探偵事務所に住んでいる、江戸川コナン君と毛利蘭さんだ。
「分かりました」
空のグラスに、透明な氷を入れる。
氷がグラスの中でカランと回り、涼しい音を立てた。
「お待たせしました、オレンジジュースとアイスティーです」
「ありがとう!」
言い終わるや否や、ストローを咥えジュースをごくごくと美味しそうに飲む。
この少年が、本当は物凄い頭脳を持つ、名探偵とは到底思えなくなってくる。
「こんなに早く、どうしたんですか?」
先程から気になっていた事を、蘭さんに聞いてみる。
「それがね、コナン君が安室さんに用があるからって。
私、今日は園子と買い物に行くからそろそろ出ないといけないんですけど、安室さんコナン君の事お願いできますか?」
「構いませんよ」
ありがとうございます、と蘭さんは言い、荷物を持って立ち上がる。
「じゃあコナン君、安室さんの言う事ちゃんと聞くのよ。安室さん、よろしくお願いしますね」
「いってらっしゃーい!」
「任せてください」
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夜桜 つく - 面白いです!これからも更新ファイト! (2018年6月12日 6時) (レス) id: 972899bbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺音リズ x他1人 | 作者ホームページ:「羅生門!!」「芥川先輩!!それって消しちゃマズいものです!!」「何ッ!?」...
作成日時:2018年5月26日 11時