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テストの終わりを知らせるチャイムが鳴る。
クラスメイトは緊張の糸が切れたように騒ぎ出す。
和「どうでした？いちおう教えた範囲が出ましたけど」
雅「・・・本番に賭けるもんじゃないよね！」
和「特にお前の知能じゃな」
いつもなら反論するんだけど、テストが散々すぎて言い返す言葉がなんにも思いつかない。
ニノは呆れた顔を浮かべながらもう帰り支度をしていた。
和「だってお前、教えてんのに完全に上の空なんだもん」
雅「ごめん！頭ん中に入ってこなくってさぁ」
和「どうせ潤くんのことばっか考えてたんだろ？」
雅「ごっ、ごめんって・・・」
和「それよりさ、早く話付けろよ？こっちまで落ち着けないよ」
ニノは口を尖らせて俺のことを睨むように見た。
俺らが上手くいってないのを心配してくれてるみたい。
ニノは周りの様子とかに敏感だから、ちょっとした変化によく気付く。
だから俺の下手な誤魔化しとかすぐバレちゃう。
雅「・・うん、今日にでも潤と仲直りして――――」
和「当たり前だよ。これ以上潤くん落ち込ませたりしたら承知しねぇからな」
食い気味でニノは俺の話を遮った。
・・・こいつ俺じゃなくて潤のことしか頭に入ってねぇや。
雅「お兄さんは厳しいなぁ〜」
和「お前にお兄さんって言われたくねぇよ。潤くんも呼ばないってのに」
ニノはカバンに教科書を入れ終わると、満足げに笑って「よしっ」て言った。
にこにこ嬉しそうにカバンを抱えてるニノは何か楽しみにしているみたいだった。
雅「なになに？この後なんかあんの？」
座ってるニノに前のめりになって聞くと、ニノは嬉しそうにハキハキと答えた。
和「今日は翔さん家で勉強すんの♪」
俺を小馬鹿にするニノとは真逆で子犬みたいに可愛く笑ってる。
幸せオーラ全開って感じ。
翔センパイのこととなるとすぐコレだよ。
相変わらずの二人の様子に半分呆れてると担任が入ってきた。
ニノは待ってましたと言わんばかりに笑みを零した。
さぞ楽しみでしょうねぇ、センパイと会えるんだから。
俺は潤と上手く話せるかも分からないってのに。
和「潤くんのこと、よろしくお願いしますよ」
雅「えっ？」
ニノは小声で俺の背中に向けて言った。
振り返ると右手で小さくガッツポーズをつくってた。
嬉しくなった俺は左手を握り締めてグータッチをした。
勢いがつきすぎてニノは「イテッ！」って声を上げた。
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真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あああああありがとうございます！（震え）ご期待に添えるよう精進していきます！(o^∇^o)ﾉ (2014年3月4日 18時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» そんな ! ついていきます !笑 (2014年2月25日 22時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あの、亀更新ですが・・・(´д｀；) これからもよろしくお願いします！ (2014年2月25日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» あひゃ♪(( ふふ、うちもまた話せてうれしいです ! (2014年2月25日 17時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» 以前から来てくれた読者にまた来てもらえるとは・・・！嬉しすぎて昇天しそうです！(吐血) (2014年2月23日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年10月29日 1時
