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和「潤くん、起きてたの？」
朝食を食べ終わっても降りて来ない潤くんを気にかけて俺は部屋に入った。
まだ寝ていると思って静かにドアを開けたけど、潤くんはベッドの上に座っていた。
少し俯いていて、目線はぼんやりと床に落としていた。
パジャマ姿のままで髪も寝癖が少し立っている。
和「・・・まだ気にしてるの？」
隣りに座ると、潤くんはコクンと頷いた。
・・・ここまで引きずる潤くんは珍しい。
気まずい様子で潤くんは寝癖の立った後ろ髪をガシガシと掻いた。
潤「俺ってこんなにビビリだったかな・・・。雅紀に会うの、ちょっと怖いんだ」
誰かと喧嘩して落ち込む潤くんを慰めるのは初めての事じゃない。
自分の考えを正直にぶつけるからどうしても衝突しちゃって喧嘩に発展する。
大抵はすぐに元通りになるんだけど今回は難しいらしい。
きっとそれは、相手が相葉さんだからだ。
和「あの相葉さんだからそんなに引きずってはいないと思うけど・・・。
潤くんの気持ちの整理がついてないんだ？」
潤「・・・なんて、言ったらいいかな？」
不安な顔を浮かべて俺の顔を覗き込む。
優しく微笑んでみせると、潤くんは少しだけ表情が和らいだ。
和「正直に自分の気持ちを伝えればいいんじゃないかな？潤くん得意じゃん」
潤「・・・それとこれとは違ぇよ」
和「それは、相葉さんが"特別"ってこと？」
潤くんは黙ってしまった。
ほんの数秒のことだったけど、２人しか居ない空間の静けさは異様に長く感じた。
詰まったように出した潤くんの声は少しだけ枯れていた。
潤「でも、俺と雅紀は、その・・・・」
和「男だから？」
潤くんはまた黙った。
やっぱり、性別の壁は高い。
そう簡単には乗り越えさせてくれない。
和「俺もツラかったよ。どうしておんなじ性別なんだろって。考えるだけでツラかった。
でもさ、どうすることもできないじゃん？俺は女の子になりたい訳でもないし。
勘付いてるでしょ？俺と、翔さんのこと」
潤くんはまだ黙ったまま。
右手はベッドシーツを握り締めていた。
少し震えていた。
和「ごめんね？こんな時に言って。だけど、潤くんには言いたかったんだ。
堂々と言いたかったの。
俺は翔さんと付き合ってるって」
潤くんと目が合った。
潤「やっぱ、強いな・・・和にぃ」
口角を少し上げて小さく微笑んだ。
右手はもう震えてなかった。
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真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あああああありがとうございます！（震え）ご期待に添えるよう精進していきます！(o^∇^o)ﾉ (2014年3月4日 18時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» そんな ! ついていきます !笑 (2014年2月25日 22時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あの、亀更新ですが・・・(´д｀；) これからもよろしくお願いします！ (2014年2月25日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» あひゃ♪(( ふふ、うちもまた話せてうれしいです ! (2014年2月25日 17時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» 以前から来てくれた読者にまた来てもらえるとは・・・！嬉しすぎて昇天しそうです！(吐血) (2014年2月23日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年10月29日 1時
