＊6＊―――5月18日更新 ページ27
翔「・・・もう、おんぶ禁止・・・」
和「えぇ〜」
翔「いやいや、もう勘弁して下さい・・・」
翔さんは肩をぐるぐる回しながら半笑いを浮かべた。
薄暗くなった帰り道を手を繋いで歩く。
周りに人がいないし暗いこともあるのか、珍しく翔さんのほうから繋いできた。
ただそれだけのことなのに自然と笑みが零れる。
翔「すっかり暗くなったな。松本心配してんじゃね？」
和「大丈夫だよ。もう俺にあんま依存しなくなったし。他にお相手が出来たからね」
潤くんの隣りで明るく笑う見知った顔が思い浮かぶ。
あの人と付き合いだしてからというもの、潤くんはあまり俺に頼らなくなった。
潤くんの悩みを聞くのは俺だったけど、今じゃ心強いパートナーがいる。
たまに相談にきたと思うと恋愛相談と言う名のノロケだし。
娘の恋人に反対する親父かよ俺は。
翔「なに？拗ねてんの？」
和「さぁ、どうでしょう」
翔「ふふ、素直じゃねぇなぁ〜」
本日二度目のダメ出し、『素直じゃない』。
翔さんにも言われるなんてよっぽどだな・・・。
和「そんなに俺って素直じゃない？」
翔「え？他の誰かにも言われたの？」
和「今日。二人で話してるとき、大野さんに」
翔「先生に？」
大野さんの話になると片眉を上げて明らかに訝しげな表情を浮かべた。
ちょっと不機嫌になったかも。
口では言わないけど凄く気になってるみたい。
和「大野さん、俺と翔さんが付き合ってるって知ってた」
翔「はっ？！」
和「潤くんたちのことも」
翔「はぁあ？！」
突然切り出した話に目ぇ飛び出るんじゃないかってくらい見開いて凄く動揺している。
まぁ無理もないけど。
コロコロと七変化する翔さんの表情は見ていて面白い。
翔「なんで？！」
和「生徒の恋愛事情って分かるもんなんだって。あと先輩だからって」
翔「なんの？！」
和「翔さん、あのね」
翔「ちょっ、まだ頭ん中整理されてな―――」
和「これからものんびり仲良くしようね」
翔「・・・お？おぉ、そうだな。気長によろしくな」
和「先輩のお言葉を拝借したんだけどね」
翔「受け売りかよ！」
和「でも本心だから」
翔さんは家の前まで送ってくれた。
玄関で潤くんと鉢合わせたけど怒られなかった。
潤くんも相葉さんの家からたった今帰ってきたところだった。
遅くなったのはお相子ってことになった。
まぁ、深く追求はしないけど遅れた理由によっては相葉ただじゃ置かないから。
続く
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真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あああああありがとうございます！（震え）ご期待に添えるよう精進していきます！(o^∇^o)ﾉ (2014年3月4日 18時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» そんな ! ついていきます !笑 (2014年2月25日 22時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» あの、亀更新ですが・・・(´д｀；) これからもよろしくお願いします！ (2014年2月25日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
_____奏音 . - 真珠さん» あひゃ♪(( ふふ、うちもまた話せてうれしいです ! (2014年2月25日 17時) (レス) id: 3cfb3d1573 (このIDを非表示/違反報告)
真珠(プロフ) - _____奏音 .さん» 以前から来てくれた読者にまた来てもらえるとは・・・！嬉しすぎて昇天しそうです！(吐血) (2014年2月23日 18時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年10月29日 1時
