〜8〜 ページ45
和たちが打ち合わせをしているなか、俺は少し離れた場所で夕食にしていた。
和が温めなおしてテーブルの上に置いたのは麻婆豆腐。
その匂いを嗅ぎつけて相葉くんがテーブルに寄って来たけど、
松本くんによって連行された。
打ち合わせの様子は和やかだった。
仕事だからって分かっているけど、やっぱり少し寂しい。
和「翔ちゃん、辛くない？」
翔「んっ？！あ、大丈夫！」
和「そ？良かったぁ」
ふいに掛けられた声に慌てて言葉を返す。
和は満足したように微笑んで、打ち合わせに戻った。
・・・・勘付かれたかな。
案外、俺の方が子供っぽいなと思った。
潤「この予定でいくか」
和「うんっ」
雅「じゃあこの日に受け取りに来るからね」
智「おしっ。帰っか」
智くんの言葉に立ち上がって、床に置かれたスーツの上着を着だす。
和と一緒に玄関までついて行って見送る。
智「ごめんね、押し掛けちゃって」
翔「いいよ。でもまぁ、事前に言ってくれると助かるかな」
智「りょうか〜い」
潤「お邪魔しました」
雅「またね〜」
相葉くんと智くんが出て行くなか、松本くんは動かずに残っていた。
二人の足音が遠ざかるのを聞いた後、俺達のほうに振り返る。
潤「・・・先生はこれからご多忙の身になると思うので、
あまり無茶させないようにお願いしますよ？」
翔「はっ、はい？」
潤「忠告はしておきましたからね、櫻井さん？」
不敵な笑みを浮かべると、和に向かってお辞儀をして扉を閉めた。
階段を下りる革靴の甲高い音がだんだん遠ざかっていく。
しばらく放心状態だった俺は、軽く引っ張られる服の裾の感触で意識を取り戻す。
横を見ると、和が俺を見上げていた。
和「大丈夫？」
翔「あっ、うん・・・」
和「・・・潤くんの言葉に動揺したんでしょ？」
翔「んっ？！」
和「ふふっ。潤くんの言う通りちょっと忙しくなるの。
・・・・しばらくは相手できないから」
翔「おまっ・・・」
赤面する俺を、和は面白そうに笑ってパタパタと部屋に戻っていく。
―――年下の二人にからかわれる俺って・・・・。
溜息を吐いて、苦笑しながら和の後をついていく。
リビングに戻ると、和は冷蔵庫の前でしゃがんでいた。
一瞬で血の気が引いた。
和の手にはあの白い箱。
呆然と立ち尽くしている俺の方に振り返って、和は口を開いた。
和「しょおちゃん・・・。これ、何？」
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彩音(プロフ) - みややさん» そうでしたか!!私だけではなかった(笑)磁石の日なんて顔面崩壊ですよぉ、萌えますよぉ(笑) (2013年10月1日 22時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» いいですよー。あるある的ミスですからね(笑) (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» そうですねぇ、書いてて少し奥手になってしまったなぁと(笑)設定的に、翔さんは奥手ですが自覚症状なしに凄い事をやってのける人だと思って書いてます(笑)頑張りますね!! (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 「磁石の日」初めて知りました!!ニヤニヤしてしまうのは、おかしくありません！私もです(笑) (2013年10月1日 21時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
きらら - ミスった！すいませんでした。 (2013年10月1日 19時) (レス) id: 9ab90ef3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年7月3日 0時
