近所のお兄さん19 ページ30
智くんの友人がまさかのお隣さんで。
しかもそのお隣さんは俺が愛してやまない“丹羽和也”先生で。
すっかり舞い上がった俺は、先生と交換したばかりだというのにメールを送った。
いや、正確に言えば送ろうとしている。
送信を押せば送られるというのに、俺は携帯と睨みあっていた。
かれこれ30分が経とうとしている。
もう何度も読み返したメールの内容。
その前に何回も色んなタイプの文章を書いていたが、結局上司に送るような文章で落ち着いた。
にしても距離感ありすぎだよな・・・。これじゃとてもじゃないけどお近づきには―――
翔「あっ」
気付いた頃にはもう遅く、携帯には送信完了の文字。
俺はショックのあまり、背もたれにしていたソファに顔を埋める。
翔「ぁああ・・・・やってしまったぁ・・・・」
――堅い！堅いにも程があるぞ櫻井！！壁作りまくりじゃねぇかこの野郎！！
近くにあるクッションをバフバフとソファに叩きつけながら自分を責める。
もっと友人と話すみたいに砕けた感じにしたかったのに！
智くんならどうとも感じないで普通に送れるのに！
クッションを振り上げると、机に置いた携帯のバイブが鳴り、ハッと動きが止まる。
急いで這って机まで行き携帯を取り上げると、そこには“丹羽先生”の表示。
翔「えっ！？来た！返信き―――いって！」
興奮のあまり立ち上がろうとして、机に膝を勢いよくぶつけてしまった。
痛みに悶えながらも、先生から来たメールを読み不思議と心が温かくなる。
『分かりました！わざわざありがとうございます♪』
翔「いてぇ〜・・・・でもメール嬉しいな・・・」
あからさまにニヤけているな俺・・・。
上がりきっている口角を触って、表情を戻す。
明日は休日だけど、先生の件もあるし早く寝るか・・・。
俺はいつもよりも早めに就寝した。
翔「先生・・・・・・開けてくださぁ〜い・・・・」
翌日、オートロック式のマンションの前で俺は立ち往生していた。
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彩音(プロフ) - みややさん» そうでしたか!!私だけではなかった(笑)磁石の日なんて顔面崩壊ですよぉ、萌えますよぉ(笑) (2013年10月1日 22時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» いいですよー。あるある的ミスですからね(笑) (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» そうですねぇ、書いてて少し奥手になってしまったなぁと(笑)設定的に、翔さんは奥手ですが自覚症状なしに凄い事をやってのける人だと思って書いてます(笑)頑張りますね!! (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 「磁石の日」初めて知りました!!ニヤニヤしてしまうのは、おかしくありません！私もです(笑) (2013年10月1日 21時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
きらら - ミスった！すいませんでした。 (2013年10月1日 19時) (レス) id: 9ab90ef3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年7月3日 0時
