近所のお兄さん17 ページ28
智「翔くんお待たせ〜」
智の声に翔は顔を上げた。水を飲んでいた翔に智は首を傾げたが、減っている自分のグラスを見て察したようだ。
智「なに焦ってんのぉ〜、それ強かったでしょ？大丈夫？」
翔「ゲホッ、ゴホッ―――だ、だいじょ、ぶ」
智「はいはい、お水飲んで」
智に背中をさすられ、翔は少し落ち着いてきた。水を飲みながらふと足元を見ると、そこには丹羽先生であろう足が見えた。
――最悪だ、先生の前でとんだ醜態を・・・・。
翔「すみません、俺――――っ？！ゴフッ、ゲホッ！」
智「うわぁ？！翔くん大丈夫？！」
顔を上げるとそこには、見知った顔があり、思わずまた咳き込んでしまった。
――紛れもない、隣に住んでいる――――――俺の片想いの人。
和は少し居辛そうに二人の様子を眺めていた。
――智くんの話によると、この人が丹羽先生ということになるはずだけど・・・。
翔「・・・丹羽、せん、せい・・・・？」
和「えっ、何で・・・」
智「俺が丹羽先生が来るって言ったの」
和「あぁ・・・・」
――やべぇ、本当に“丹羽先生”なんだ・・・。
俺は少し感激していた。
まさかずっと好きな作家さんがすぐ隣に住んでいたなんて。
しかも、それが片想いの人だなんて。
なんていう偶然なんだろう。
第一、智くんとも出会ってなければこうして会うこともなかっただろう。
俺は出会いに感謝した。
翔「丹羽先生！！」
和「えっ？！あ、はい・・・？」
翔「俺、ずっと好きなんです！！」
和「――――――へっ？！」
智「おっ？」
翔「丹羽先生の小説！！」
和「・・・・・ありがとうございます」
智「おぉ・・・」
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
翔くんは純粋に小説が好きって伝えたかっただけなんです。
二宮先生もガッカリです。褒められて嬉しいですけど。
さすがの大野編集長も言葉が出ませんでした。
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彩音(プロフ) - みややさん» そうでしたか!!私だけではなかった(笑)磁石の日なんて顔面崩壊ですよぉ、萌えますよぉ(笑) (2013年10月1日 22時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» いいですよー。あるある的ミスですからね(笑) (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» そうですねぇ、書いてて少し奥手になってしまったなぁと(笑)設定的に、翔さんは奥手ですが自覚症状なしに凄い事をやってのける人だと思って書いてます(笑)頑張りますね!! (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 「磁石の日」初めて知りました!!ニヤニヤしてしまうのは、おかしくありません！私もです(笑) (2013年10月1日 21時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
きらら - ミスった！すいませんでした。 (2013年10月1日 19時) (レス) id: 9ab90ef3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年7月3日 0時
