近所のお兄さん11 ページ22
翔「うぁ〜・・・呑みすぎたぁ・・・」
智「加減しないからだよぉ」
翔「そーゆー智くんも酔ってるじゃん・・・」
気持ち悪そうにぐったりとしている翔とは対照的に智は酔っ払って陽気になっていた。
うな垂れている翔の横で智は尚もグラスに口をつけている。
翔「テンション上がって急に写メとか撮るし」
智「ふふふ♪」
翔「ったく・・・」
だいぶ酔いが覚めてきたのか、翔はむくりと身体を起こす。
智からスッと差し出されたグラスを受け取り、冷たい水を一気に飲み干す。
智「ねぇ、紹介したい人がいるんだけど呼んでみてもいい？」
翔「紹介したい人？」
智「うん。俺と翔くんも共通の友達の紹介で知り合ったでしょ？俺が紹介する人も翔くんにとって良い出会いになるかもしれないよ？」
翔「・・・そうだね。こうして智くんとも友達になれた訳だし。智くんの友達なら信用できるし」
智「ありがと♪じゃあ呼んでもいい？」
翔「うん、全然いいよ」
智「じゃあメールするねぇ」
――確かに、俺と智くんが出会えたのも友達のおかげなんだよなぁ。出会いって、ほんと分からないもんだな。
ウキウキとメールをしている智を尻目に、翔は柔らかい笑顔を浮かべた。
翔「その人、仕事は何してんの？」
智「小説家。うちの出版社の」
翔「そうなんだ。何ていう先生？」
智「丹羽和也先生」
翔「えっ、丹羽和也ってファンタジーとか恋愛とかSFとか色んなジャンルの・・・」
智「そ。その丹羽先生」
メールを送信し顔を上げると、翔の目はキラキラと少年のように目を輝かせていた。
メールのことで頭が一杯だった智はあまり先程の会話が頭に入っておらず、一人困惑していた。
――あれ、俺・・・余計なこと言ったかな？
翔「凄い・・・凄いよ智くん！俺ね、丹羽先生の小説全部持ってんの！」
智「え？あ、そうなんだぁ」
翔「特にデビュー作が大っっ好きで！17歳の頃思いついたネタを20代で本にしてヒットするとかもう凄い才能だよね！」
――やばい。なんかヒートアップしてるし・・・。てかここまでファンだったとは・・・。
翔「智くんのこと尊敬するよ！今まで変わったヤツだと思ってたけど」
智「最後の言わなくてもいいじゃん」
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
ペンネームの由来は
二宮和也の“二”、“和”を“にわ”と読ませて
丹羽和也(にわかずなり)
翔くんはかなり大ファン。
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彩音(プロフ) - みややさん» そうでしたか!!私だけではなかった(笑)磁石の日なんて顔面崩壊ですよぉ、萌えますよぉ(笑) (2013年10月1日 22時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» いいですよー。あるある的ミスですからね(笑) (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - きららさん» そうですねぇ、書いてて少し奥手になってしまったなぁと(笑)設定的に、翔さんは奥手ですが自覚症状なしに凄い事をやってのける人だと思って書いてます(笑)頑張りますね!! (2013年10月1日 22時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 「磁石の日」初めて知りました!!ニヤニヤしてしまうのは、おかしくありません！私もです(笑) (2013年10月1日 21時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
きらら - ミスった！すいませんでした。 (2013年10月1日 19時) (レス) id: 9ab90ef3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年7月3日 0時
