先生と僕 ページ41
二宮和也、１４歳。
中学２年になった僕に、家庭教師がついた。
「ここは２乗して――」
吉本荒野。見た目は普通の好青年だ。
今も普通に数学を教えてもらっているけど、この人は少しというか、かなりぶっ飛んでいる。
過去も語りたがらない。かといって僕にやたらと突っ掛かって来る掴み所のない人。
「・・聞いてる？」
「あ、すみません」
「もうちょっと真面目に聞けよぉ。合格したいんだろう？」
「分かってますよ・・・」
口を尖らせて問題に視線を落とした僕を、先生は肘をついてしばらく眺めていた。
チクチクと刺さる視線に耐え切れず、僕は横目で先生を見た。
「な、何ですか・・・」
「これからゲームをしよう」
「・・・・は？」
呆気にとられる僕の顔を嬉しそうにクツクツと笑うと、肘を突いていた右手の指を３本出して、僕の前に勢いよく突き出した。
顔に当たりそうな距離で、僕は思わず身を後ろに引く。
「お前に問題を３問出す。１問でも外れてたら罰を与える。逆に全て正解したらご褒美だ♪」
「は？ば、罰って・・・」
「それは間違えた時のお楽しみ〜♪」
先生は無邪気に椅子をグルンと一回転させ、僕の正面でピタッと止まる。
背もたれを前にして、先生は人差し指を突き出してハツラツと声を上げる。
「第１問！俺の名前はな〜んだ！ハイ」
先生は大袈裟に耳を向けて答えを待っている。
「・・・吉本、荒野」
「ピンポンピンポーン！さぁ次いってみよー！」
「第２問！二宮和也の好きな人はだ〜れだ！ハイ」
「っ！？」
目を見開いた僕を見て、先生はやけに真剣な顔をして僕を見つめる。
先生が伸ばした手が頬に触れて、僕は身体が跳ね上がる。
「せ・・・ん、せ・・・・？」
僕は尋ねるように間近にある先生の目を見ると、計算通りとでも言うようにニヤリと口を歪ます。
「せいか〜〜〜い！良く出来ましたぁ〜♪」
「わっ、ちょ・・・今の答えじゃ――」
両手で犬の様に僕の頭をワシャワシャと撫でる先生に、僕はされるがままだった。
「お前が気付いてないだけだよ」
「なっ・・・////」
先生は反論しようとする僕に構わず、僕の身体をすっぽりと自分の腕の中に収めた。
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彩音(プロフ) - もちろん強制じゃないので！私自身もタメと敬語が乱雑するんでｗこんなんでよければ(−д−；) (2013年7月2日 23時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - チヒロさん» 自信家か(笑)ニノにピッタリそうｗ時間があれば見てみたいなぁ(*´∇｀*)あと、にのコレ！移転を記念して初めましての方以外タメでいこうかなぁ〜なんて思ってるんですがいかがでしょう← (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 何か変わってるというか自分に自信がありすぎる子みたいな役です（笑）多分…まだそんなに見てないので詳しくはわかりませんが（笑） (2013年7月2日 23時) (レス) id: b9612b7b3a (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - チヒロさん» あぁ〜、そのドラマちゃんと見てないんだよなぁ〜(´д｀；)どんなんか気になってたんだけど・・・なんか、ニノの役柄って暗めの子みたいな感じだった気が？１話だけちょろっと見た記憶がｗｗ (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - アラフェスで他のメンバーの各ソロに大宮SKが乱入して欲しい。そしてなんかトークとかで大宮SK劇場が始まってしまえばいい。そして大宮担の翔さんの顔面がデレデレすればいい。突然すみません。この思いを誰かに聞いて欲しくてつい←← (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年5月15日 12時
