片想い*part6 ページ15
翔「・・・・ニ、ノ？」
ニノは俯いていて表情が分からない。
もしかして、一部始終聞かれた！？
でも何でニノが！？仕事終わって帰ったって智くんから――
智くん？
俺は智くんを見ると、にこやかな笑顔を浮かべてニノに見えないように親指を立てていた。
コイツさては計ったな！？
智「じゃあ俺もう帰るねー♪」
翔「は！？」
智くんは素早い動きで荷物を持って、扉の前に居たニノに耳打ちをして出て行った。
心なしかニノの耳が赤くなっている気がする。
それを見て俺はなんだか良い気持ちがしない。
智くんが出て行って楽屋の中に沈黙の時間が流れる。
どのくらい続いたのか分からないけど、ニノの言葉で沈黙が閉ざされる。
和「あの、僕荷物取りに来ただけなんで」
ニノは楽屋に置いてあったバッグを取って、そそくさと帰ろうとした。
翔「ニノ」
俺の呼びかけに肩をビグッと動かす。
呼び止める気はなかったんだけど、自然と声に出ていた。
翔「ニノ、あの・・・今話してたことなんだけど、さ」
和「・・ううん、いーの。僕の事は気にしなくていいから」
翔「え？」
和「じゃあ、もう僕行くね！」
翔「待てって！」
扉に手をかけたニノの腕を掴んで向き合うと、ニノは顔を赤くして目には涙が溜まっていた。
翔「ニノ・・・？」
ニノは俯いて肩を揺らしながら小さい声で呟いた。
和「僕に、構わないでよ・・・。必死に耐えてるのに、どうしてそんなに踏み込んでくるの？」
ニノの目から零れ落ちた涙が床にポタポタと落ちる。
ニノは、一人でずっと抱えていたんだ。
平気なフリして、ずっと。
まだ自分の気持ちに半信半疑だったけど、確信した。
ニノを引き寄せて、優しく包み込む。
壊れないように、そっと。
翔「ニノの事が、好きだから」
抱きしめていてニノの顔は見れないけど、肩の震えが収まっていくのが分かった。
翔「ニノの力になりたいんだ。もっと頼って欲しいし、もっと甘えて欲しい」
次第に抱きしめる腕に力が入ってしまう。
ニノは、黙って俺の言う事を聞いていた。
翔「ニノの事、守りたいんだ」
ニノは恐る恐る手を伸ばして、抱きしめ返した。
俺はニノの頭を優しく撫でて、泣き止むまで傍に居た。
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彩音(プロフ) - もちろん強制じゃないので！私自身もタメと敬語が乱雑するんでｗこんなんでよければ(−д−；) (2013年7月2日 23時) (
レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - チヒロさん» 自信家か(笑)ニノにピッタリそうｗ時間があれば見てみたいなぁ(*´∇｀*)あと、にのコレ！移転を記念して初めましての方以外タメでいこうかなぁ〜なんて思ってるんですがいかがでしょう← (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 何か変わってるというか自分に自信がありすぎる子みたいな役です（笑）多分…まだそんなに見てないので詳しくはわかりませんが（笑） (2013年7月2日 23時) (レス) id: b9612b7b3a (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - チヒロさん» あぁ〜、そのドラマちゃんと見てないんだよなぁ〜(´д｀；)どんなんか気になってたんだけど・・・なんか、ニノの役柄って暗めの子みたいな感じだった気が？１話だけちょろっと見た記憶がｗｗ (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - アラフェスで他のメンバーの各ソロに大宮SKが乱入して欲しい。そしてなんかトークとかで大宮SK劇場が始まってしまえばいい。そして大宮担の翔さんの顔面がデレデレすればいい。突然すみません。この思いを誰かに聞いて欲しくてつい←← (2013年7月2日 23時) (レス) id: af6ce7423c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真珠 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/sinnjunino
作成日時：2013年5月15日 12時
