episode48 天舞宝輪 ページ3
テンマside
ーーペガサス流星拳を放つが、乙女座の“カーン”と言う技で跳ね返されてしまう。けど、俺は諦めない!!この拳が届くまで!!
テンマ「うおおおおおおお!!」
アスミタ「成る程。君の理はわかった。だが、君の拳は私に掠り傷すら負わせていない。所詮、君はその程度の男と言う事だ。だが、君の心の強さには興味が湧いた」
テンマ「っ!!」
ついに、ついに乙女座が…。結跏趺坐を解いた…!!
アスミタ「私が地に降り立つ事を、光栄と思え。天馬星座」
なんて威圧感なんだ…。
アスミタ「天魔降伏も六道輪廻も耐え抜いた君に、敬意を表してやろうと言うのだ。天舞宝輪。この乙女座最大の奥義を持って、君を滅してくれよう」
身体をなにかが駆け巡る!!
テンマ「何ィ!?か…身体が痺れて、感覚が消えてゆく…。これは……」
アスミタ「天舞宝輪とは、言わば宇宙の心理。完璧に定められた調和の世界…。この技に掛かった者は、逃げる事も戦う事も叶わず、五感を破壊される。言わば、攻防一体の戦陣。まずは君の、触覚を絶った。幽体の君が五感を失うと言う事は即ち、消滅を意味する!!嗅覚味覚剥奪!!」
五感のうち、3つも奪われてしまった。
アスミタ「さあ、君の理はどうした。天馬星座。戦うのであろう??生きるのであろう??友の為にな!!聴覚剥奪!!視覚剥奪!!」
友……。なにも感じない。五感の全てが絶たれたのか……。こんな所で…。
アスミタ「君に残されているのは、精神・思考の第六感のみ。だが、それも私がもう一度手を下せば消滅する。友の為、約束の為戦うと言った君の理もこれまで。それはつまり、こう言う事であろう」
なにかを祈っているサーシャ。俺に優しく微笑み掛けてくれているA。サーシャ……。2人に近付いていく乙女座。A……。乙女座、なにを…。やめろ、乙女座。
アスミタ「地上を守ると言うこの小娘と、君を大事に思っているAの理もこれまで!!この地上は、冥王の手に落ちる」
やめろ。やめろ!!!!乙女座は迷う事なく、Aをその手で貫いた。バ……ルゴ!!
テンマ「バルゴーーーー!!!!そんな未来にだけは、絶対させねぇ…。させねぇぞ!!!!」
Aの事は、なにがなんでも守ってみせる!!俺は渾身の一撃を、乙女座に向かって放つ。
テンマ「うおおおおおおお!!!!」
するとどうだ。乙女座ではなく、木欒子の木に一撃を喰らわせていた。…一体、どういう事だ!?
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菜穂 - 大丈夫ですよ (2018年1月16日 17時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
葦原 さくら(プロフ) - 菜穂さん» コメントをして頂きまして、誠にありがとうございます。リクエスト受け付けてはいないのですが、ちょっと面白そうと思ってしまったので、もしかすると書いてしまうかもしれません。←w いつ頃書けるかわかりませんが、それでも大丈夫でしょうか?? (2018年1月15日 21時) (レス) id: 1d858c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストでもしも夢神達が歯科医師と歯科衛生士だったらというお話を書いて下さいお願いします (2018年1月14日 13時) (レス) id: 7818562d23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葦原 さくら | 作成日時:2018年1月12日 23時