154 ページ4
.
全員の視線がドアに向けられ、
誰もが目を見開く。
「っ、!!!」
そこに立っていたのは、虚ろな瞳で僕を見つめる、ボロボロになった
君、だった。
アヤ「テミン………君…っ、
たす……け、て……っ、」
「アヤっ、」
ふらっと倒れたアヤを間一髪で抱き止めた。
ｷﾎﾞﾑ「テミナ、アヤちゃんの腕…!!」
チラッと腕を見れば、ポタポタと血が流れていた。
頭や顔からも血が流れてる。
「アヤ…？」
ｼﾞｮﾝ「早く医務室に運ぼ！」
「ヒョン、ヒョン、どうしよ…っ、ねぇ、アヤが…アヤがぁ、……」
ｼﾞﾝｷﾞ「今はアヤちゃんの怪我の手当てが先でしょ。ほら、行こう。」
ﾐﾉ「テミナ、一回落ち着いて。」
ｷﾎﾞﾑ「大丈夫、大丈夫。」
.
.
.
ｽﾀｯﾌ「これは酷いな…」
医療スタッフさんは、ボロボロのアヤを見て、すごく驚いてる。
この雨の中走ってきたのか、服はびしょ濡れで、所々破れているし、何よりも
真っ赤な血に染まっていた。
ｽﾀｯﾌ「取り合えず、腕と頭、それから顔の傷の手当てをするよ。」
ｼﾞﾝｷﾞ「何をしたら良いですか。」
ｽﾀｯﾌ「そうだな…じゃ、着替えを用意してほしい。…多分、熱もある。」
？「それなら、私達のを使って。」
声のしたほうを向くと、
「テヨンヌナ…」
少女時代のヌナ達が服を持って立っていた。
ｼﾞｪｼｶ「チカちゃんに合うの、分かんなくて、色々持ってきたの。」
ﾃﾖﾝ「着替えも女の私達がやったほうがいいと思うから、会議室で待ってて。」
「うん…。」
ヌナ達の優しさに感謝した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年2月3日 0時
