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「おはようございます、不破さん。」
「あっ、と…おはようございます…」
俺が挙動不審なのか、美女はくすくす笑っている。
「ふふ、すみません。こうしてお話するのは初めてですね。にじさんじの新人のA・キャメロンです。」
「あっ!にじさんじ所属の不破湊っす…」
「よろしくお願いします、不破さん。ところで、昨日の記憶はどこまで…」
昨日の記憶!?
やっぱり俺もしかして後輩ちゃんに手出しちゃったり…いやいやいや流石に後輩と関係をもっちゃったりしちゃったらヤバいどころじゃないんですけど
「ふふ。大丈夫ですよ、何もしてないし、されてません。昨日酔いつぶれて記憶が曖昧みたいだったので、少しだけ遊びました。」
あっ、そういう感じ…
「遊ばれた…」
「ふふ、すいません。とりあえず、朝ご飯が出来たのでこちらへ。」
そういって部屋から出ると美味しそうな香りに包まれる。
匂いを追うとテーブルには美味しそうな和食。
「おぉっ……!」
「お昼近いのでブランチにはなりますけど。どうぞ。」
そう誘われて俺は席について「いただきます」と箸を取った。
「…!!え、うっっっま!えぐ!」
「お気に召したようで何より。」
美味すぎる!!二日酔いにしみる味噌汁に程よい味加減の卵焼き…野菜炒めもなんでこんな美味いんか謎すぎるんやが…!
「ごちそうさまでした…!」
「お粗末様です。」
「え、ちょ、Aさん今度料理教えて下さいよ…!あ、てかまずありがとうございます、介抱もやけどご飯まで…なにかお礼させてほしいんすけど…」
「いいですよ別に。あ、そしたらペペロンチーノ今度作ってもらいたいですね。有名だし。」
「作ります作ります!」
もう何束でも言われるがままに作ります。
「ところで、ブランチ食べ終わったばかりですがもう少ししたらお迎えが来てくれるみたいです。」
「お迎え?」
「昨日相当酔っていたので一人で帰らせるの不安で。でも初対面の私だと気を使うかと思って呼んでおきました。」
と、その時。
タイミングを読んだかのようにインターフォンが鳴った。
玄関にAさんが出迎えに行って、お迎えとやらと一緒に部屋に戻ってきた。
「ぁえ!?」
入ってきた人物を見て俺は声を上げてしまった。
「どーも、何してんの。不破くん。」
「まゆ!?!?」
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bd(プロフ) - キッカさん» 私も思いましたが母がしていたので笑 美味しいんですよ…これからもよろしくおねがいします! (2022年7月8日 7時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キッカ(プロフ) - 土鍋に油入れて炒め物!?と思ってしまいましたが関係なく教授とキャメロンさんが幸せそうなのでOKです…!続編も今読ませてもらってます!これからの展開も楽しみです! (2022年7月7日 17時) (レス) @page45 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
bd(プロフ) - 春瀬さん» ありがとうございます!続編も引き続きよろしくおねがいします! (2022年7月7日 16時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(プロフ) - 素敵な物語をありがとうございます!みるみる引き込まれました。続編も楽しみにしています! (2022年7月5日 9時) (レス) @page50 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
bana(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!そう仰っていただけると幸いです! (2022年4月5日 0時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bd | 作成日時:2022年3月12日 0時